静かな股間

 ええ、薬を塗りましたとも。
 外を走って汗だくのまま着替えもしないでうろついていたら、なんかアセモみたいなのができちゃって。
 
 あー、イ○キ○じゃありませんからねー(たぶん)。
 
 
 しかし、なにか薬でも塗っとこうかと思うんだけど、この類いの薬ってなにも持っていないわが家。
 
 んー・・・と考えたら、そういえば、五年ほど前に皮膚科でもらった湿疹の薬があったはず。
 
 探したらあったあった、洗面台の上にトーゼンのようにあった。だれも手を触れなかったのねえ。
 
 フタを開けた。

 中を見た。

 どーも当時の思い出の色とはちがう気がする。

 当時は白かったけれど、今日見たら黄土色になっている気がする・・・じゃなくて、明らかに黄土色になっている。
 
 人さし指ですくってみたけど、あの当時しっかりとあったネットリ感が皆無。粘り気を失っている。
 
 うーん、ま、しょうがないべなと、とりあえず塗った。きっとなにも塗らぬよりは、マシ。
 
 
 さあ、ボクの股間は明日も無事でしょうか。


uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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