だれにも言ってはいけないランチ

 これはほんとはだれにも見せたくなかったランチ。
 
 まず鍋に適量のご飯を入れ、適量の水も入れ、適量のダシも入れて煮る。
 
 適当なところで味噌を入れる。
 
 そうすると、ここらでいう「ぞーせ」というものが出来上がる。
 
 都会的には「雑炊(ぞうすい)」とかって言うそうだが、ここらでは断固として「ぞーせ」と呼ぶ。呼ばないと町内会に入れてもらえない(うそ)。
 
 
 ま、ここまでは一般的。ご近所さんでもやっている。
昼間から、堂々と食っていてもいい。
 
 問題は、ここから先だ。この先は堂々としていたら危ない。警察に通報されるかもしれない。
 
 
 ああ、こうやってレシピを書くことにも躊躇する。しかも、この先に本邦初公開の画像まで出るという。だいじょうぶかオレのエッセイスト生命。ま、いっか(開き直りが早い)
 
 
 出来上がったものをドンブリに入れ、そこに卵を落としかき混ぜるわけだ。
すると、全体に黄色くなる。まだ、ここまでは見解の相違として許されることもある。しかし、この先は危険すぎる領域となる。
 
 こんどはそこに牛乳をドバッと入れる。タラッとではなくドバッと入れる。
 
 すると、一気にフランス料理っぽくなる(当社比)。ほら↓
 味噌と卵とライスと牛乳の調和。ランチの中の銀河。
 
 うつくしい。びゅーてほー。
はやく食べ終わらないと、公序良俗に反するってことで警察がくる(こないって)。
 
 
 なお、これだけだと夕ごはんまでに腹が減る。
 
 だから、作っているあいだに餅を焼いておく。
 
 すると、こんな感じで出来上がる。
 
右側の赤いのは、例によって健康を考えての野菜ジュース。へるすぃ。
 
 
 餅をドンブリに入れる。
 
 どぼっ!
出来上がり。
 
こう見えて、宮内庁御用達(うそ)。
 
本日の貧乏飯、終わり。
 
 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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