さらにはじめての体験

はじめての体験
 我が家の階段はすでに何万回と上り下りしている。築34年。ほぼ毎日上り下りしている。

 

 しかしその階段で、今朝はじめての経験をした。
 それは・・・階段を降りる途中で頭をぶつけてしまったのだ。
 天井がちょっと低くなっているところがあって、そこに脳天の左側をかなり強く「ガツン」とぶつけてしまったのだ。いやあ、かなり痛かった。
 首の右側と右の肩に違和感。軽いムチウチ症状か。
 ま、痛いのはしょうがないとして。
 
 問題は、どうしてぶつけてしまったのか、だ。
 34年間、いちどもぶつけたことのない階段なのに、だ。
 
 妻は「背が伸びたんじゃない」と言う。
 一夜にして背がドドーンと伸び・・・そんなことないだろ。
 
 へんだなへんだなーと悩んでいたけれど、先ほどまたぶつけて原因がわかった。
 由紀さおりのせいだ。
 
 ちかごろわたしは、由紀さおりの「夜明けのスキャット」を「るーるーるるるー♪」と口ずさんでいるのだ。
 たまたまタイミングよく「らんらーらららーらんららららー♪」と部屋を出て、階段の途中、いちばん天井が低くなっているところで「ぱんぱんぱんぱーぱぱ♪」となったときに、軽くスキップしてしまい、そこでガツンとぶつけるということがわかった。
  わかったところで「だからどうした!」といわれると辛いのだが、まあ、どうもしないけれど、とにかく事実が判明したということはいいことだな。これで安心して眠れる。

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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