それはまるで・・・

  走ってきました。
雨の中。


 この季節ですから、雨の中を走るのもわるくありません。
熱くなった体を冷やしてくれますから。


 しかし、それもやっぱり限度がありました。


 走りだす前は小雨。
「雨天結構でございます」とオヤジギャグ(わかるだろうか)をかましながらスタートいたしました。


 8キロほど進んだら、小雨からとーとつに豪雨に変わりました。
「ナンじゃこりゃ!」状態です。
 
 今回は防水性の高いシューズでいったので、最初のうちは道路の水を跳ね飛して快適だったのですが、、大雨になりましたら降ってくるのが体を伝わって直接シューズの中に入ってくるのでもーたいへん。


 防水の靴ですから、中に入った水が出ていかない。足が地面に着くたびに、ブチュブチュブチュッ!と大きな音をたてて、やたらと自己主張してくれます。もー、濡れた靴下が擦れて右足の中指にマメができちゃったし。


 そしてまた着ていた服がわるかったですね。
ランニング用ではなく、いつも着ている綿のTシャツでしたから、雨水をたっぷりと吸いこんじゃいます。もう重たい重たい。しぼっても、しぼっただけ雨を吸ってくれるので意味がありません。それが体に貼りついて動きにくいったらありゃしない。まるで走る着衣泳でございます。


 ほんとはどどーんと100キロほど走ってやろうと思っていたのですが、降ってくる雨が激しくて、あのままだと走りながら溺れる恐れがありましたので、途中でカンベンしてやりましたぜ。いやー、残念だなあ。
 
 
 
 






 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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