何回でメゲるか

 雑談してたらこんな話になった。



 「他人になにかのお願いするとき、何回までなら断わられてもメゲないかな」みたいな話。



 たとえば、色っぽいのはデートのお誘いとか、そうじゃないなら仕事とか、飲み会への誘いや、他もろもろの各種お願い。



 わたしは「二回続けて断られたらかなりメゲるかな」って答えた。



 やっぱり、基本的に気弱なのかもしれない。



 二回連続で体よく断られたり乗り気じゃない雰囲気を感じたら、きっとホントにイヤなんだなって思っちゃって、もうお願する度胸がなくなる。



 これ以上お願いして、強く断られたら傷ついちゃうよなオレーっていう防衛本能も働くのかもしれない。



 講演みたいな「話す」仕事は、もー、自分で売りこむ度胸がない。 



 話しかたがヘンテコだっていう自覚があるから、頼まれたのだけ受けることにしている。頼まれたんだからしょうがないんだもんねー。オレのせいじゃないもんねーということ。



 依頼があったものはほとんど全部ありがたく受けるのだが、希に、どうしても自信のない集まりのお話の要請だと、お断わりさせてもらうこともある。

 二回断っても「そこをなんとか」と言われて引き受けてしまったこともあるけど、あんまりいい結果にはならない。





 書く仕事も、基本的に依頼があったものを受ける。



 本を出したいときは

 「こんなのいかがでしょ?」って出版社に企画を持ちこみ、OKが出たら書きはじめる。

でも、二回説明してもダメなら、その社はあきらめる。



 でも、それが「いい企画だ」という自信があるなら、べつのところに持っていく。本に関しては、意外とがんばるみたいだ。



 おかげさまで、いまやっている本は、それ。

目標100万部(個人の妄想です)。





 そうそう。



 恋愛だと、もっと気弱だ。二回も挑戦できないかもしれない。

たった一回でさえ、あきらめてしまっていたシャイな若者時代。



 むかしむかし、ドッキドキでデートを申し込んだら、一回目でOKが出た。



 調子に乗って、二回目のデートで「結婚してください」とお願いした。







返事は忘れたが、それが、いまの妻。


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