怪しい息づかい

 さあ、新潟シティマラソンまであと10日をきりました。

農道走っているランナーが日増しに増えております。そういうわたしも、日ごろのランニング不足を補うために、時間をみつけて走ってまーす。



 なかなかまとまった時間がないのですが、とりあえず1時間とか30分とか走っているのですが、いやもう、それなりになかなか疲れますわ。



 しかしまあ平日の夕方、まだ世間の人が仕事しているであろうときでも自分の都合がつけば走ることができるのが自由業のいいところですね。その特権をいかして今日も夕方の4時半ごろから1時間だけ走ってみました。



 途中で倒れたりしても悪いので、念のためにスマホをもって走っていたのですが、ラスト1キロのダッシュしている最中に電話がかかってきました。



 見たら消防団関係からでした。

5日にある秋の演習の打ち合わせのたいせつな電話でした。



 しかし、電話に出たのはいいんですけど、こちらはダッシュの最中ですから息づかいが荒いわけでして、はい。



 「はあはあ、もしもし、はあはあ、はい、藤田です。はい、大丈夫です、はあはあ・・・」



 なんだかほとんど大丈夫じゃない状態で電話に出ているわけでして、はい。



 あちらとしても、なんだかいけないときに電話しているんじゃないかって勘ぐるわけで、はい。



 「はあはあ、は、はい、どうぞ、はあはあ。大丈夫です、はい、あ・・・その件ですね、はあはあ、しょ、承知しました。はふっ・・・」



 こっちも最後のダッシュですから手を抜きたくないわけで、だからめいっぱい走りっているわけで。



 「お取り込み中のところ失礼しました」なんてごていねいに言われても、べつにとりこんでいるわけでもなく、ただ走っているだけで、ああお願いです、信じてください。










uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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