アナタの夢は?


今年に入ってから、夢は見たんでしょうけど、なーんにも覚えていませーん。

そんなわけで、初夢、わかりませーん。

夢占いもできませーん。フロイトも困っちゃいまーす。





閑話休題



それとはちがって、寝ないで見る夢の話。

子どものころは知識や経験のない分、それがいい意味で制約とならず、夢には制限がなかった。


大人にとっては荒唐無稽という夢を、平気で追うことができた。


 


小学校低学年のころ、家の裏庭に穴を掘ってブラジルまでいっちゃおうとか本気で考えて、実際にスコップで何日も掘り続けていた。



地球は丸く、日本の裏側にブラジルがあるというのを教えてもらったから。



しかし、自分の背丈くらいまで掘ったらとっても土がかたくなり、どうにもスコップの歯がたたなくなってあきらめた。その穴は、すぐに父に埋められた。



ブラジルにいくのはあきらめて、こんどは忍者になろうと思った。風呂に入るとき頭から潜ってホースを咥えて息をする練習をした。これがなかなか難しい。水圧のせいで肺を膨らませるのに苦労した。鼻から水が入って頭の中がツーンとした。忍者になる夢は、大学生卒業するころまで微かに持ち続けていた。



 


その後も、たくさん夢を見た。

でも、子どもなら平気で見れた夢も、オトナになると、いろいろな経験と知識が邪魔をして、見れにくくなってくる。

 


それはそれで大切なことかもしれない。限られた時間だ。無駄なことをしているヒマはないということもある。だが、その限定された知識と経験で子どもの夢を簡単にあきらめさせることはしないほうがいいんじゃないかな。「そんなのできっこない」「無駄なことするな」「世の中甘くないよ」とかね。


 


そして、親の都合のいい夢を、子どもに見させようとしてはいないだろうか。

 


「おまえさー、忍者になるなんて夢みたいなこと言ってないで、いっぱい勉強して、いい学校にいって、弁護士になったほうがいいよ。医者もいいね。一級建築士もいいし公認会計士なんてのもいいぞ」なんて、親に都合のいい夢を子どもに刷り込んでいく。あ、オレもそうだったか (゚▽゚*) 


 


いま思い返してみると、子どものころは自分の想像力に言葉がついてこないこともあり、将来の夢は? なんて聞かれてもハッキリとは答えられなかった。



忍者になりたいと言えば呆れられたし、穴堀ってブラジルに行くなんて答えたら笑われた。それでも、毎晩フトンの中に入って、そういう楽しい夢を夢みて眠るのが好きだった。



いつからかな、寝るときにワクワクしなくなっていた。だれだって眠りにつくときは自由なのだ。またワクワクすること考えようかな。なーんて思って今日は寝る。





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