ナカムラ・マニア

 ラジオを聴いていると、交通情報センターのワタナベさんやオガタさんの声が聞こえてくる。

 この人たちはアナウンサーではないのだが、毎日聴いていて、なんとなく親しみがわいてくる。どんな人なのかなって思って聴いている。ラジオってそういう楽しみもあるのだね。

 

 じつはもう一人、某放送局で流れる天気予報のナカムラさんの隠れファンだったりするわたし。

 下の名前もわからないし、お顔も年齢もスリーサイズも体重も知らないけれど、わたしの中でイメージができあがっている。



 どんなイメージかというと・・・むふっ、ナイショ。でも、わるいものじゃない。



 ナカムラさんは、落ちついているような、でも、ときどき感じる若い息づかいもあったりして、そんなところを分析しながら、わたしは車の中でナカムラさんを想像して楽しんでいる。



 ナカムラさんの天気予報は、天気予報でありながらそれだけでは終わらず、それにちなんだ「さりげない情報」を出してくる。じつはこのセンスが好きなのだ。



 本当にさりげないから集中していないと気づかないこともあるので、ナカムラさんの天気予報が始まると耳ダンボ(死語か)で聴く。



 そして、その情報に気づいてほくそ笑む。天気予報ひとつでも、マニアとしてはなかなかたいへんなのだ。



 ただ、こんなナカムラマニアな聴きかたをしていると、今日の天気予報の内容がどうだったのか思い出せなかったりしてしまうから、その点がちょっと困るのだわ。






uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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