地球は軽くならないのか?

 どーも困った。

 ボーッとしながら、どうでもいいことを長いこと考えてしまうクセがあるようだ。



 明け方ファンヒーターの灯油が切れて「ぴぴぴ」と鳴った。

 「うー、メンドくせー」と思っても、氷点下に迫る室温の中、灯油のないファンヒーターとともに過ごす趣味はない。だからメンドくせーけど灯油を入れにいくわけだ。



 ずいぶん前からストーブの灯油はカセット式になっている。むかしはポリ容器に入った灯油タンクをストーブのところまで持ってきて、そこでシコシコ給油していたんだよなあ。満タンの20リットル入りポリを持って階段のぼるの、ダルかったなあ。



 しかし、その重たい灯油も燃えてしまえばその重さもなくなってしまうわけで。



 ということは、年間、どのくらいの灯油が燃えていくのかわからないけど、そのぶん地球が軽くなっているってことじゃないのか?



 いや、灯油ばかりじゃない。車が走るのにガソリンも燃えている。あれだってかなりのもんだ。ということは、毎日毎日地球って軽くなっているんじゃないのか?



 燃えたぶんが熱エネルギーとなって、動植物の成長に貢献して、いくらかは地球の重さ維持に貢献しているのかもしれないけれど、それでも燃えて失った重さと比べたら微々たるものって気がする。



 ああ、どうなんだい、どうなんだい、地球。

 軽くなって、そのうち軌道が変わってしまったりしないのかーい?



 そんなこと考えていたら、腹が減ってきて、今日もまた必要以上にしっかり食べた。



 地球のこともたいせつだが、わたしの質量の問題についても、もう少し考えたほうがいいかもしれない。




uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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