今月のキャレルに載ってます
以前、取材で福島の「樹ノ音工房」というところにいき、陶芸体験をしてきた話をちょいとばかり書いたことがあります。
書いたあとに、「まだ載せちゃヤバいって」と担当さんから言われて、それで急きょ消しちゃいました。
そのキャレルもこのたび無事に発行となり、その日のレポートを載せることも解禁となりましたので、かいつまんでご報告いたします。
*****************
樹ノ音工房。こそは土壁の、むかーしむかしの家のような雰囲気のいい工房でした。
中に入ると、福島出身という吉田慶子さんのCD(ボサノバとギター)が静かに流れています。
そこに今回の先生役をしてくれた女性が登場です。
今月のキャレルに写真入りで登場しているので、そこで見てのお楽しみ。すごくかわいい人ですよ。
工房には絵本を見ているようなステキな陶器がいっぱいです。
わたしの作品も、こういうふうにできあがってくれるのでしょうか。
あ、そんなに大きな声で「無理!」って言わないように。 ぷりぷり。
先生に「なにが作りたいですか?」と聞かれたので「花瓶」と言いました。
そしたら先生は、「最初がそれではむずかしい」とおっしゃいました。でも「むずかしいけど、やってみましょうね」と親切に教えてくれました。
1キロの土の塊を厚さ一センチの板状にし、それを切って延ばしてくっつけて、ときどき先生からやさしく直してもらって、そしてついに完成です。
先生に「なにが作りたいですか?」と聞かれたので「花瓶」と言いました。
そしたら先生は、「最初がそれではむずかしい」とおっしゃいました。でも「むずかしいけど、やってみましょうね」と親切に教えてくれました。
1キロの土の塊を厚さ一センチの板状にし、それを切って延ばしてくっつけて、ときどき先生からやさしく直してもらって、そしてついに完成です。
わたしの大作(当社比)が完成すると、それまでじっと見ていた謎のプロデューサーU田氏とカメラマンのY本氏が「自分もやりたい」と言い出しました。
「藤田がやれるんならお茶の子さいさい」という態度が見てとれます。けしからんですねー。
工房へ到着前に、ウナギを食べながら禁煙を誓っていたU田氏は、なぜか「灰皿」を作りはじめました。禁煙する人が灰皿? 行動が謎のプロデューサーでございます。
カメラマンのY本氏は、正月に使う大皿。できるだけ大きな皿にしたほうがよかろうということで、わたしの余った粘土もあげました。
二人もと、粘土をこねて1センチの板にする段階でマゴマゴしています。その姿を見て、わたし、自分の陶芸の才能を確信いたしました。二人とも、ハッキリいってヘタです ヽ(*^^*)ノ。完全不器用。保育園でなにを習ってきたのだキミたちー。・・・と、思ったけれど声には出さないボクってオトナ。
左側がカメラマンY本氏の大皿と本邦初公開Y本氏の腕です。正月になったらここに刺身をもりあわせるだとはりきっていました。がんばってください。
そして、右側が謎のプロデューサーU田氏の灰皿です。けっしてヒマワリを作っていて途中で飽きてやめてしまったわけではありません。
二人の作品を見ながら「おや、なかなかいいじゃないですか、はははは」と余裕のわたくしでございました。
しかし、わたしの立体的な作品を目のあたりにしている謎のプロデューサーU田氏は、ここで負けてはいられないと思ったのでしょう。掟破りの行動に出たのであります。
「先生。ここに先生の絵を描いてくださーい。ネコがいいです。にゃんにゃん」なんてすっげーお願いをするではありませんか。
「な、なななな、なんてことを」と、わたくしがウロタエていましたところを、こんどはカメラマンのY本氏が「ぼく、犬がいいです」と言うし。お、おーい、きみたちー。
先生はプロなんですよ。プロの絵をそんな平べったい物体に描かせようなんて、そんなそんなー失礼じゃありませんか、まったくもう、ぷんぷん。
とわたくし激しく憤っていたのに、先生ったら「はい、いいですよ」と笑顔で二人の板、いや、作品に絵を描いているじゃありませんか。しかも、とってもかわいいし。
それを見ていたら、わたしもそれまでのプライドがなくなりまして、心底うらやましくちゃったって
「あ、いいないいな。センセーぼくのも絵を描いてくださいよぅ」と頼んだのです。
でも、先生はニッコリ笑って「藤田さんは自分で描いてみましょうね」と。な、なぜー。
ま、まあこんな絵ですけどね (〃_ 〃)ゞ
でも、キャレルに載った写真はしっかりと焼きあがったものですから、すっごく立派な花瓶に見えます。あ、ほ、ほんとですってば。だまされたと思って、キャレルを開いて確認してみてください。ちなみに、後ろのほうのページです。ああああ、だ、だましてませんってばー。
************
さて、この取材がつつがなく終わり、新潟に到着してU田プロデューサーはニコヤカに言いました。
「じゃあ藤田さん。ドビンができあがったらご自宅に送りますので」って。
ドビンじゃないのにー。カビンなのにー。
********
東北電力から無料で送られるYuiという雑誌ですけど、ほんとに読んでいて心温まります。
今回の取材は、Yuiを読んでいかせてもらいました。興味がありましたら、無料の雑誌ですので、皆さまもぜひどうぞ ヽ(*^^*)
0コメント