懴悔:娘へ
まだちっちゃいとき、キミはとても寝相がわるかった。お父さんとお母さんの真ん中で寝ていたキミは、夜中にコロコロ転がって、よくベッドから落ちていたものさ。
気づくたびに拾って元の場所に戻していたんだけど、毎回気づくとは限らない。
ある日お父さんが酔っぱらって夜中にトイレに起きたとき、ヨイショとベッドから下りたら、ちょうどその下にキミが落ちていて、不本意ながらも顔を踏んづけちまったことがあったのだよ。
キミは一瞬「えーん」と泣いたけど、お父さんが慌てて抱っこして「ゴメンゴメン」と謝ったらすぐまた寝たので、まあよかった。
キミの顔の彫りがシンプルなのは、お父さんがあの日踏んじゃったせいかもしれない。もしそうだったらゴメン。
でもお父さんは、その顔、かわいいと思うけどね。
気づくたびに拾って元の場所に戻していたんだけど、毎回気づくとは限らない。
ある日お父さんが酔っぱらって夜中にトイレに起きたとき、ヨイショとベッドから下りたら、ちょうどその下にキミが落ちていて、不本意ながらも顔を踏んづけちまったことがあったのだよ。
キミは一瞬「えーん」と泣いたけど、お父さんが慌てて抱っこして「ゴメンゴメン」と謝ったらすぐまた寝たので、まあよかった。
キミの顔の彫りがシンプルなのは、お父さんがあの日踏んじゃったせいかもしれない。もしそうだったらゴメン。
でもお父さんは、その顔、かわいいと思うけどね。
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