ウインナーコーヒー

 今日、いつもの女医さんのところにいったら、

「わたしが子どものときにね・・・」

とお話をしてくれたのでございます。


「先生が子どものころっていうと、10年くらい前ってことですね」



「い、いえ、も、もうちょっと前ですけど。

アタシとおばと母と三人でね、喫茶店に入ったの。そのときアタシがウインナーコーヒーを注文して、出てきたコーヒーを見ておばが『ソーセージがないじゃない?』ときいたのよねー」


 はっはっは。

よくありますねー。自分がやったのを「ともだち」がしたとか「おばさんがね」とか言うの(笑)。センセーたら、ウインナーでコーヒーかき混ぜたりしたんじゃないでしょうね。




 ええ。

 ウインナーコーヒーが出がけのころはみなさん、こんなふうな勘違いをしました。国民の8割がまちがったといっても過言ではないでしょう(いや、過言)。


 いまでこそウインナーコーヒーにウインナーがついていると思っている人はいなくなりましたが(もしいたら教えてください)、先生が子どものころ、つまりわたしが学生のころは、けっこうそれにまつわるオモシロ話がありましたねえ。


 歌手の吉幾三が喫茶店でバイトしていたとき、お客さんが「ウインナーコーヒー」を注文し、それがなんなのかわかんなかったスタッフたちは、考えぬいた末にコーヒーにウインナーをつけて出してみたそうで。


 お客さんは、??(゜Q。)??と首をかしげながら、ウインナーを食べていたそうです。いやあ、いい時代でございます。

 


 ちなみに、ウインナーコーヒーというのは、ウイーン風コーヒーのことだそうであります。濃い目のコーヒーにホイップクリームを浮かせたものですね。ウイーンでコーヒー飲んだことがないので、ほんとかどうかわかりませんが。


 本場のウイーンじゃ、ウインナーコーヒーって呼んでないらしいです。これは日本人が作った名前だとか。ええ、ウイーンにいったことないのでほんとかどうかわかりませんが。



 

 先生は、パーマかけてさらにかわいくなっていました。

ああ、また一ヶ月も会えないのは悲しいですぅ。しくしく。


 カゼひいちゃおうかしら。


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