あのころの・・・

 
 夢を見ていました。
 
 
 ああ時間がない・・・って、急いでいるときに
「ほら、オタクのお坊っちゃんがウンチだって。なんとかしてくださいよ」と知らないオバサンに呼び止められて、なんだなんだと見てみれば、そこにいるのは幼いころの息子。まだ二、三歳というところでしょうか。なんでこんなところにちいさな息子がいるんだろうなんて、ちょっと不思議だったのですが、
 
 弱々しく「おとうさん、うんちー」って言っているので、そんなこと考え続けているヒマもなく。
 
 
 あら困った。時間がないのにな。でも、ウンチならしょうがない。どうしよう。えーと。
 
 なんて思っていたら、その隣の家の奥さんが、「うち使っていいですよ。トイレとシャワーがいっしょです」って言ってくれたので、ではではと入っていったのでした。
 
 
 息子の服を脱がせたら、案の定もらしてるし。
 
 お湯をかけて洗い、「ああ、もう時間には間に合わないけど、いいや」なんて、なにを急いでいるのかわかんなかったけど、とにかくウンチの息子のメンドウを見ていようって決めたら急に気持ちが楽になって、そしてとってもうれしくなって。
 
 そのあと目が覚めたのですが、あのころのちっちゃな息子を思い出して懐かしくなりました。
 
 
 いつも手の中にいた子どもたち。
 「おとうさんおとうさん」っていっつも呼んでくれました。
それを思い出し、いままた「ありがとう」って気持ちになりました。
 
 
 
 今日は新潟市中央図書館ほんぽーとでイベントです。
松井弘恵さんとのトークが楽しみです。お時間ありましたらどうぞ。
 
 
 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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