その火の熱さを・・・
パソコンの中にネタ帳があります。
思いついたことをどんどん書いていくネタ帳。 アイデアプロセッサーのようになっていて、ふだんのエッセイもそれを使って書いています。京都にいる知人が作ってくれました。その中には何百というエッセイの種が入っています。お金で買えないわたしの財産です。
そのネタ帳を、次のエッセイ集のために整理していたら見つけたものがあります。
それは「草の花」というタイトルでした。
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「草の花」
わたしが現場に駆けつけたとき、すでに運び去られていたあなた。
こんど生まれ変わるときがあったら、その火の熱さを覚えていてください。
愛されたいと思うから、愛されなかったあなたは自分の身体に火をつけたのですね。
草の花は、誰に愛されなくても、自分のために咲いていることに気がついたらよかったのです。
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消防団の話でした。
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