盲導犬のパトリシア
昨日もちょっと書きましたけれど、盲導犬のパトリシアちゃんについて、もう少し。
パトリシアちゃん、ただいま9歳。2歳のときに、いまの御主人様のところにやってきたそうです。
盲導犬って、
まず、生まれて2ヶ月目のころに、パピーウォーカーと呼ばれる子犬育成ボランティアの家庭に預けられるそうですね。
そしてそこで1歳になるまですごし、その後約1年間、訓練施設でトレーニングを受け適性試験に合格すると、盲導犬となるそうです。
このパトリシアちゃんは、いまのご主人様のところで12歳までお仕事をする予定。あと3年ですね。その後は、リタイアウォーカーと呼ばれるボランティア家庭で余生を過ごすということです。人の命も左右する盲導犬という仕事を、完璧な体力と知能でこなさなければならないために、加齢による引退があるのでしょうね。
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扉を開けて試飲会場に入ったあと、ご主人様は「パトリシア、ありがとう。これからちょっとの間は、みんなと遊んでもらったらいいよ。ボクはひとりでなんとかなるからね」と言うと、パトリシアは大喜びでみんなに挨拶をしてまわったのでした。
パトリシアちゃんとご主人様に残された期間はあと3年。
「だれにでも懐いてくれる人気者のパトリシアは、きっとわたしと別れても、次の飼い主とうまくやっていけると思います」というご主人様。その笑顔はちょっとさみしそう。
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