ひさしぶりに浮気しました

 髪の毛が伸びすぎて限界。
毛先が目に当たってしまいます。
 
 若いころと比べたらだいぶ柔らかくなったとはいえ、やはり標準よりはかなり硬い髪のようです。毛先が当たると痛くって。
 
 今日、ちょっと時間が空いたのでいつもいく美容院に電話しました。「大丈夫かな?」と。
 
 そしたら、「今日はちょっと混んでいてダメっす。明日ならOKっす」というお返事。
 
 しかーし、明日は明日でやることがあーる。スピークアップで新書のエッセイを翻訳するイベントだあ。
 
 そんなわけで、もう我慢ができず、いちどいってみたかった1,000円カットのお店にGO!
 
 そのお店は初めてです。ドキドキ。
 もう十年以上同じ店でカットしているので、久しぶりの浮気でございます。
 
 ああ、桜の下、背徳の午後。
 
 
 機械に千円を入れるとカードが出てきて、それを持って椅子に座るとすぐにカットが始まります。
 
 こちらで伝えたことは、二、三センチ切っておくんなさいということだけです。
 
 あとはあちらで
「耳は出したほうがいいですか?」
「はい」
「刈りあげない程度でいいでしょうか」
「はい」
「バリカンを使わないで?」
「はい」
「モミアゲは自然な感じにいたしましょうか」
「はい」
 
 もうすべて「はい」です。なんたって、久しぶりの浮気ですから緊張しているのです。会話に応用が利かないのです。
 
 カットが始まってからずっと目をつむっているわたし。かなり髪の毛の量が減った感じ。
 
 あ、もしかして、角刈り? 目を開けるまで不安でしたが、十分ほどでできあがった髪形は、いわゆる「ふつー」です。
 
 まあ、いままではカット直後は「コボちゃん」でしたが、今回は「ちびまる子ちゃん」みたいな髪形ではありますね。
 
 
 ま、さほど髪形にこだわりのないわたしには、十分でできるし安いし、けっこういいところかもしれませんね。
 
 
 でも、いつもいってる美容室は、テコンドー協会の関係者のところでございますので、そうそう浮気もしていられません。次回はまた元の鞘に収まろうかと思います。
 
 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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