そんなあなたがいいと思う

●17才の詩/NSP を紹介しましょう。
 
 1975.08.10 「二年目の扉」というアルバムです。もう36年も前のものですね。ファンの女の子からもらった詞に曲をつけたというものです。その女の子も、単純に計算すればいま53歳以上。わたしと同じ年代です。聴いてください。

http://www.youtube.com/watch?v=7Stz9BV7X9Y

歌を聴くと、いい感じです。


 認識は甘いんだけど、人生、そんなもんじゃないんだけど、それでもそのころは、そう思いましたね。オトナに反発して、逆らうことが子どもからの出口かと思ってね。

 
 人を愛しすべてを捧げたらこんなステキなことなかった・・・って、それが永遠に続くステキな気分と思っているなんてことが、ピュアなところですね。

 
 ウソをついて悪口言って嫌われてしまえば、こんな気楽になるなんて知らなかった。・・・でも、それはイツワリの気楽さだとじつは知っている。だからといって、どうしたらいいかわからない。どこかウソをついて自分をごまかしているのじゃないかと悩む17歳。

 
 自分の欲求に正直に生きればいいというものじゃないということは、もうちょっとオトナになってから気づくと思うんです。自分にウソをつく生きかたも否定しちゃいけないってわかるんです。

 
 ここで短いエッセイをひとつ書いておきましょう。
 
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 「そんなあなたがいいと思う」

 
 自信がなくて、クヨクヨしていて、いつも自分がわるいからと悩ん

でいる、そんなあなたで、いいと思うんです。

 
 そういうあなただったから、わたしはあなたを信じることができ

たのです。
 
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uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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