スタミナラーメン

 夏がくると思いだすあのラーメン。
 
 いまから35年前。ビンボー学生にはちょっと高めの価格設定で、たしかふつうのラーメンの1.5倍ほどの値段であったろうか。某駅前の食堂でそれは「スタミナラーメン」という名前だった。
 
 その名のとおりスタミナ重視で、生ニンニクたっぷり、ニラたっぷり、炒り卵が入って、炒めた豚肉とモヤシなんかも入っていて、そんでもって店に伝わる秘伝のヤバそうなのも入って、スープは激しく濃い茶色。
 
 
 さて味はというと、良薬口に苦し・・・ではなく、これが見た目よりかなりいい感じ。スタミナ満点だし、おいしいし、満足感は高かった。
 
 
 
 しかし、ただひとつの問題があった。
それは、食べたあと必ずゲリしちゃうのだ。大腸の活動を急ピッチにしてしまう作用があるらしく、食べるたびに激しくスタミナを失うスタミナラーメンだった。
 
 
 ちなみに、虎です↑ 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

0コメント

  • 1000 / 1000