気持ちいいんだぜ

当時、まるっきり一人。ういた話なし。彼女なし。


武蔵小山で四畳半風呂なし便所共同、家賃17,000円。

ガスはコンロにひとつ繋がっているだけ。
野菜炒めという名のキャベツ(だけの)炒め物がけっこう飯に合ってうまかった。ちなみに味つけは醤油だけ。
コーラの瓶が何本も落ちていたので拾って売ってきたという仲間が、豚コマ持ってきて、飯炊いてそれを食った。
「酒を一気に飲んで息とめて全力疾走すると、麻薬やるより気持ちいいらしいぞ」という言葉を信じ、仲間四、五人とアパートの前を全力で走って、かなり気持ちわるくなったバカ。
あのころも、幸せだったんだなあ。

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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