台本はありますか?
昨日の夜、加茂市に行ってきました。
「市民大学講座」の講師です。
学生さんの95パーセントはわたしよりも年上で、半数以上が男性です。
そんなところで講師だなんて、やっぱり緊張しちゃいます。
控え室で夕ごはんをいただきながら打ち合わせをしていると、手話通訳のかたがいらっしゃって「台本を前もって見せてください」と言いました。
手話にない単語がある場合、それに置き換える言葉をあらかじめ調べておきたいというのです。なるほど、こういうご苦労があるのですね。知りませんでした。
でも、わたしって台本がないんです。プロジェクターなんかも使わないし(使えないし)。テーブルがあって、マイクがあって、あとは水が置いてあるだけ。
おかげで、手話や口述筆記のかたにはいつも面倒をかけていたわけですね。
昨夜はじめてわかりました。申し訳ないです。でも、しばらくはこのスタイルのままでいかせてください。
市民大学講座・・・ほんとにわたしの話でいいのですか? となんどか念をおしました。
主催者の方は「だいじょうぶです。エッセイストの話も受け入れられる講座です」と言ってくださいましたので、心配しながらも話し終えることができました。いつもより、ちょっと多めに話したかもしれません。
最後の質問のところで「ひさしぶりにホッとした気持ちになりました」と言ってくださった女性がいて、わたしもホッとした気持ちになりました。
「少ない人数でも話をしにきてくれるか」と聞いてくださった男性がいて、とてもうれしくなりました。
キレイ事ととってもらってもかまいませんが、わたしはギャラや人数で講演を断ったことはありません。テーマがどうしても無理だと思ったときは、お断わりさせていただくかもしれませんが。
加茂の皆さん、いつも優しい言葉をありがとうございます。
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