わたしはもうあきらめている

 気がつけば運転免許が失効しそうじゃないか。

いかんいかん、うっかりしていた。



 というわけで昨日慌てて免許センターまでいってきた。



 意外なことに、わたしは毎回ゴールド免許なのだ。



 ゴールドはいい。講習時間が短くていい。

講習時間、たったの30分。・・・しかし、講習が始まるまでの待ち時間が30分以上あったけど。



 とにかく、この先5年間もこなくていいからメンドウがなくていい。





 さあ、今回の書き換えで、これまで5年間使ってきた「白いヘンタイ」と別れることができるのだ。



 白いヘンタイってなんだって? 



 それは・・・んもー、教えたくないけど教えちゃう。



 ここみてください。ついでにここも



  ゴールド免許は嬉しかったけど、不本意な顔写真のまま5年間を過ごさなければイケナくて、それがヒジョーに苦しいわけで。



 前回は「白いヘンタイ」

 前々回は「黒いドロボウ」

 前前々回は「赤いハムスター」



 とにかくまっとうな写真だった覚えがない。



 もしかしたら新潟県警の方針で、「免許証の写真には少しお笑いの要素を混ぜましょ」なんて決まりがあるんじゃないかって思うくらい。



 いや、そうでなければ更新のたびに笑える写真ができあがるわけがない。



 もちろん「笑える」というのは本人以外の人にとって「笑える」ということだ。



 本人は、免許を受けとったとたんにヒザの力が抜け、その場に立ちすくむ。

 「自分に似ているような気がするけど、ホントに自分なんだろうか?」と悩む。

 「オレのこと、世間の人は危険人物と思っていないだろうか」と心配する。 



 でも、しょうがないのだ。あのカメラはそういう仕様なのだ。

 今回、わたしはもうあきらめていた。

 もういいかげんわかっている。もう何回も書き換えしてきたからいいかげん学習している。



 どんなに髪をセットしようが、メガネの位置を真ん中にしようが、ちゃんと襟元を整えていようが、そんなものは無駄なのだ。



 撮影の部屋に入るとすぐに

 「はい、荷物を置いてそこに腰かけ白い枠の中を見てくださーい」と言われオロオロしているうちにシャッターが押される。



 それは、その本人がいちばんおもしろい顔をしているときを狙ってコンピューターがシャッターを押しているのだ、たぶん。



 そしてできあがった写真はみごとに髪の毛が立ってメガネの左右の高さがちがって襟が曲がっている写真ができあがるのだ。しかも、なんかとっても不機嫌な表情になって。もしくは、やたらとニヤケて。 



 もう、免許証ってこういうものなのだ。

だれかに見せて笑ってもらう。

みんなで「わはは」と笑ってリラックス運転。

そのあたりだな、狙いは(個人の感想です)。



 で、今回の写真はどうだったかって?





 ・・・そ、そりゃーもう、期待したとおりですよ。



 「ちょっとセンターがズレた縦長ハニワ顔」のボクがいましたよ。



 え、えーん。






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