エラー発生

 数か月前から異変はあって、パソコンのスイッチを入れるとファンの音が少しばかり大きめだなと思っていたのでした。



 朝起きてスイッチを入れ、夜寝るまでスイッチが入りっぱなしですから、可動時間はかなり長いと思います。過酷に使っていますから、音もヘンになりますね。



 ちなみにわたしのメインパソコンはThinkPadのX201というもので、2010年に新製品として発表されたらしいです。らしいです・・・というのは、もうこの十数年、自分用には新品のパソコンを買ったことがなくて、いつもネットオークションで中古を見つけて買っているから。



 このX201も、どこかのビジネスマンが予備機として使っていた中古でした。

でも、中古とはいえ、当時のわたしが使っていたものと比べたら、とっても速くて快適ですから、大満足しているわけです。



 さて、そのX201のファンの音が頂点に達し、しまいにはエラーが出て起動しなくなってしまいました。



 そんなときはどうするかというと・・・



 パソコンをひっくり返したりしてファンに息を吹きかけて刺激を与えるとまた動いてくれるのです。ああ、そのあたりはなんとも昭和の懐かしさ。



 しかし、だんだん刺激を与えても動き出すまでに時間がかかるようになり、いつかピクリともしなくなるときがきそうな予感です。



 ときにはパソコンを使っているときに勝手にファンが止まりパソコン内部の発熱で熱暴走することもありました。



 これから本格的な夏、仕事で使っているマシンですので、このままではイカンと覚悟を決めて、ファンの入れ替えをすることにしました。



 しかし調べれば調べるほど面倒そうな作業で、「あー、メンドくさー」という気持ちと、ちょっと「わくわく」な気持ちも。



 さて、届いたファンは、これです。



 これがパソコンのどこに入っているかというと、じゃーん「いちばん奥」であります。



 むかしのことを言ってもしょうがないのですが、以前はもっと簡単に交換できましたのに、いまはかなりキビシーです。



 まあ、グダグダ言うのはやめてデータのバックアップをとって、さあ、作業開始!





 まずはバッテリーを外して電気を遮断します。

 それからハードディスクも外しちゃいます。



 裏側にあるネジを順番にまわし





 最初にキーボードをとっちゃいます。





 すると、すぐにファンが顔を出します。

でも、基盤の裏側にネジどめされているので、姿は見えてもまだまだ道のりは遠いのですが。





 下側のアームレストも外して



 

 意外とあっさりしているものですね。





 壊さぬように、周りの細い部品も外して・・・・





 ガチャガチャゆすってモニターを外して・・・ああ、もうここまできたら、最後までいくしかありません。





 外したネジがたくさんあって、元に戻せる自信がだんだんなくなりつつあり・・・・



 

 基盤の分離成功! 

基盤の裏側にファン本体がくっついているのであります。

裏側にフタがあればこんなにも苦労することなかったのですが。



 こんどは、このファンを外して新しいファンに交換しましょ。





 CPUにくっつくところのシルバーグリスもあらかじめ塗ってあって、なかなか親切な部品ですね。なんどかとったりつけたりして、完了。





 基盤もくっつけて、次はモニターです。



 モニターを外すときけっこう手間どりましたので、ここでなかなかキビシー現実が待っているような予感。





 しかし、あっけなくモニターがくっつきました。

 配線も、なんとかなっている感じです。



 すべてをネジどめするまえに、キーボードを配線し、スイッチを入れてみました。



 

 あ、意外。

 ちゃんと動いている。



 まだハードディスクが入っていないので画面がへんですが、とにかくファンは動いて電気も通じているようです。





 その後、すべての部品をつけて、ネジも一本も余ることなく作業完了です。

途中電話がきたりして中断していましたけど、時間としては2時間くらいだったでしょうか。



 とにかく無事に終えることができて、ほっ。



 いやー、オチがなくてスミマセンねえ、へっへっへ。

 これでファンエラーが出ることもなくなり、もうしばらくこの中古X201と付き合っていけそうです。



 ちなみに、途中の画面のチラッと写っているパソコンは、サブ機のT61です。



 これで安心して原稿書きができますわ。

・・・でも、気が抜けちゃったので、今日は早寝しようかな (*o☆)\バキッ 






uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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