アナタの指にからんでいた

そのタイトルはブルースカイ・ブルー



「あの人の指にからんでいた ゴールドの指輪を引き抜き」
・・・と歌っていたのは西城秀樹が23歳のときでした。



「このぼくとともに歩いてと 無茶を言ったあの日」と続きます。



たしかに無茶ですね。

たぶん、ウブなんだと思います。



わたしが20歳のときの歌です。

たぶん、当時なんどか聞いていたでしょうけど、記憶にありませんでした。

西城秀樹のファンでもありませんでしたし。

こういう恋は、当時の自分のなかでは選択肢としてなかったのでしょうし。



最近、ふとしたことでこの歌を聴き、その歌詞がとても印象的だなと気づき、そのシーンが浮かんでくるようになったのです。



青年の指があの人の指にからんでいたのか、それとも指輪があの人の指にからんでいたのか。



結婚している女性の指輪を引き抜き、「ぼくと暮してください」とダダをこねるように言う、たぶん、ウブな青年。彼にとって、その女性がそのときの最高に愛しているひとだったのです。





指輪に触ることができる関係。

指輪を抜かれた女性の戸惑い。その男のことが好きだけれど・・・



阿久悠作詞。

西城秀樹23歳の歌ですけど、いまyoutubeに写る当時の彼はとってもセクシーに見えます。



わたしが23歳のときって、ただの小僧ですもの。

ああ、恋が足りなかったわ (゜o゜)\ばきっ



「いたずらで人を泣かすなと 大人から頬を打たれた

あの人も遠く連れ去られ 愛が消えたあの日」




悲しくても、男はどうにでもなります。

遠く連れ去られたあの人が、幸せでありますように。



「野菊の墓」を読んでせつなくなったあの日を、思い出しました。






uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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