初体験の夜の話


 


 免許取りたての主婦A子さんは、先日どうしても運転しなければならない用事ができて、夜道のドライブを初体験した。




 ひとりでは心細いので小学生の娘を助手席に乗せて車を走らせた。




 夜道がこんなに暗いとは知らなかった。

 恐くてノロノロと走っていたら、自転車に追い抜かれた。 



 横で小学生の娘が聞いた。


 「ママ、どうしてこんなに遅いの?」と。




 「だって、暗くてなにも見えないからでしょっ!」


 イライラして答えた。



 


 「だったら、ライトつければ?」と娘に言われた。








  あっ、・・・・忘れていた。






  つけたら、けっこうよく見えた。






 あぶねー実話です。


uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

0コメント

  • 1000 / 1000