スーパーでの相思相愛関係
わたくし、平日はほとんど毎日スーパーマーケットに買物にいきます。
いく店も決まっていて、だいたい三店舗くらいですね。それを出先の近いところで選んでます。
何度か通っていると、店ごとにどの人のレジに並ぶと早く進むとか、混雑していても愛想がいいとか、お客さんが少ないときは親切に袋に入れてくれるとか、そういうのがわかってきます。
一見並んでいる列が短く見えても、あの人のレジはムダな動きが若干多く、結果的に遅くなる傾向があるなんてのもわかりますし。
また、過去の経験から、お客さんの動きも予想できるようになってきました。
あの人はレジで金額を言われてからやっと財布を出すタイプなんてのは、遠くからでも「あたしゃレジで遅いからね」ってオーラが全身にたちこめています。
そういう人は、財布を出してから端数の小銭をゆっくり探してのんびりトレイに並べ、しまいに「あら、ちょっと待って、足りないみたい」なんて言うタイプです。
そんな人の後ろに並ぶとイライラしちゃって、「ええい! 持ってけドロボー」と、わたしの財布の中の小銭を全部渡したくなりますね。
またそんな人に限って「○○カードをお持ちでしょうか?」とポイントの貯まる会員カードのことをレジの人に聞かれると「あ、そういえば。あるある」なんて言いながらバッグの中をひっかきまわし、さんざん待たせたあげくに「あらー、見つからないのでレシートにハンコ捺しといて」なんてこと言ってますね。
んもー、あんた一人がレジ通過するあいだに、隣では二人終わってるじゃないかよーって、すっげー敗北感を味わっちゃいます。
好感が持てるのは、金額がわからないうちからお札を出してオツリをもらう用意している人ですね。こういう人の後ろだとホント気持ちがいいです。「カードは・・・」「ないです」「格安で包丁買えるシールは・・・」「いりません」とすべて即答でお金を払い、さっさといなくなる潔さ。
わたしも意外とそんなタイプですので、その後ろに並ぶ人は幸運だと思います。
きっとレジの人から見ても、お客に対する好みはあるわけで、ノロノロ時間をかける人よりも、サッと消えていくタイプが好ましいのじゃなかろうかと思うのです。
そんなふうに勝手にレジの人との連帯感を深めていたわたくし、いつしかお気にいりの人のところにいくようになりました。
なによりも仕事が早いし、そして、あちらもわたしの潔い支払いに好感を持っているにちがいないという相思相愛状態ですね。
実際のところは片想いかもしれませんが、ほっといてください (゚▽゚*)
そうそう、そういう蜜月状態のときに、困ることがひとつ。
それは、なんとなく割引の商品が買い辛いということですね。
たとえば、一日遅れの豚コマに「二割引」なんてシールが貼られていると、ふだんなら「賞味期限内だから問題ないじゃん。ラッキー」と手にするのですが、なんたって相思相愛の状態ですからへんな見栄が出ちゃうんですね。「ボクはキミの前でそんなケチな買い方しないよ」みたいな。
そして正規の値段の豚コマをカゴに入れ、彼女の待つレジに並ぶのです。
自分の番が近づくにつれワクワクし、「ボクタチの愛は割引なしさ」なんて想いながら。
ああ、なのに、それなのに
「次にお待ちのお客様、どうぞー」とか言って、わたしのカゴをもって自分のレジに運んでいく人がいたりして、嗚呼、やーめーてー。
「や、やっぱり二割引の豚コマに替えてもいいですかあ!」と、かなりの失恋気分で叫びたくなるような、そんな倦怠感に襲われる午後。えーん。
いく店も決まっていて、だいたい三店舗くらいですね。それを出先の近いところで選んでます。
何度か通っていると、店ごとにどの人のレジに並ぶと早く進むとか、混雑していても愛想がいいとか、お客さんが少ないときは親切に袋に入れてくれるとか、そういうのがわかってきます。
一見並んでいる列が短く見えても、あの人のレジはムダな動きが若干多く、結果的に遅くなる傾向があるなんてのもわかりますし。
また、過去の経験から、お客さんの動きも予想できるようになってきました。
あの人はレジで金額を言われてからやっと財布を出すタイプなんてのは、遠くからでも「あたしゃレジで遅いからね」ってオーラが全身にたちこめています。
そういう人は、財布を出してから端数の小銭をゆっくり探してのんびりトレイに並べ、しまいに「あら、ちょっと待って、足りないみたい」なんて言うタイプです。
そんな人の後ろに並ぶとイライラしちゃって、「ええい! 持ってけドロボー」と、わたしの財布の中の小銭を全部渡したくなりますね。
またそんな人に限って「○○カードをお持ちでしょうか?」とポイントの貯まる会員カードのことをレジの人に聞かれると「あ、そういえば。あるある」なんて言いながらバッグの中をひっかきまわし、さんざん待たせたあげくに「あらー、見つからないのでレシートにハンコ捺しといて」なんてこと言ってますね。
んもー、あんた一人がレジ通過するあいだに、隣では二人終わってるじゃないかよーって、すっげー敗北感を味わっちゃいます。
好感が持てるのは、金額がわからないうちからお札を出してオツリをもらう用意している人ですね。こういう人の後ろだとホント気持ちがいいです。「カードは・・・」「ないです」「格安で包丁買えるシールは・・・」「いりません」とすべて即答でお金を払い、さっさといなくなる潔さ。
わたしも意外とそんなタイプですので、その後ろに並ぶ人は幸運だと思います。
きっとレジの人から見ても、お客に対する好みはあるわけで、ノロノロ時間をかける人よりも、サッと消えていくタイプが好ましいのじゃなかろうかと思うのです。
そんなふうに勝手にレジの人との連帯感を深めていたわたくし、いつしかお気にいりの人のところにいくようになりました。
なによりも仕事が早いし、そして、あちらもわたしの潔い支払いに好感を持っているにちがいないという相思相愛状態ですね。
実際のところは片想いかもしれませんが、ほっといてください (゚▽゚*)
そうそう、そういう蜜月状態のときに、困ることがひとつ。
それは、なんとなく割引の商品が買い辛いということですね。
たとえば、一日遅れの豚コマに「二割引」なんてシールが貼られていると、ふだんなら「賞味期限内だから問題ないじゃん。ラッキー」と手にするのですが、なんたって相思相愛の状態ですからへんな見栄が出ちゃうんですね。「ボクはキミの前でそんなケチな買い方しないよ」みたいな。
そして正規の値段の豚コマをカゴに入れ、彼女の待つレジに並ぶのです。
自分の番が近づくにつれワクワクし、「ボクタチの愛は割引なしさ」なんて想いながら。
ああ、なのに、それなのに
「次にお待ちのお客様、どうぞー」とか言って、わたしのカゴをもって自分のレジに運んでいく人がいたりして、嗚呼、やーめーてー。
「や、やっぱり二割引の豚コマに替えてもいいですかあ!」と、かなりの失恋気分で叫びたくなるような、そんな倦怠感に襲われる午後。えーん。
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