目が覚めてホッとして

 今日は、眠くて昼寝した。



 そこで見ていた夢は、学校を休んでしまって、「ああ・・・」と後悔している夢だった。



 夢の中では、たびたびわたしは学校に行けない子になっている。現実にはそんなことはなく、ときにはサボったこともあったが、それなりに要領よく学校には行っていた。



 でも、ただ運よく行けていただけかもしれない。だから、夢の中ではしょっちゅう登校拒否しているのかもしれない。



 行ったほうがいいというのがわかっていながら、行けないでいる。

 この休みが終わったら行こうと思っているのに、休みが終わってもやっぱりいけないでいる。そして、「ああ、また休んでしまった」と悔やみ悩んでいる。



 勘違いしないでもらいたい。こんな夢を見ているから、わたしは学校へいけない子の気持ちがわかるななどとおこがましいことを言うつもりはない。



 目が覚めて、学校を休んでいたのは「夢だった」と知り、ホッとできるわたしに、本当に苦しんでいる子の気持ちはわからない。

 

 57歳になっても、いまだに子どもだったころの夢を見る。

 わたしの中にカッコわるい「病み」がある。

 

 しかし、それを含めて、みんなわたしなんだ。

 


 そんなわたしに「それでいいじゃないか」とささやいていたい。




uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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