高木麻早

 たかぎ まさ・・・と読む。



 彼女の歌声とともに、あの時代を送った。



 以前、はじめて買ったレコードは浅田美代子だと書いたけれど、はじめて買ったミュージックテープは高木麻早だった。



 浅田美代子には、顔に惚れてレコードを買ったのだが、高木麻早は歌唱力に惚れた。



 そう書くと、高木麻早は、歌はいいけど顔はヘンなのかという話になりそうなのだが、そんなことはけっしてない。



 当時はラジオからしか彼女の声は聴こえてこないから、姿形がどうであるかは知らないまま歌声に惹かれたというわけだ。



 その後メデタク顔を見ることができた。絶世の美人ではないかもしれないが、わたしは好きだ。



 買ったテープは、いわゆるアルバム。

 さんざん聴いたので、テープが伸びてしまった。。





 1973年5月ヤマハのポプコンで「ひとりぼっちの部屋」を歌い入賞した高木麻早。夜になると、ラジオから高木麻早の歌声が聴こえてきていた。わたしよりいくつか年上の高木麻早。歌声にオトナを感じた。





 この歌を聴いてもらいたい。 いや、いそいで聴かないでほしい。夕ご飯を終え、今日の仕事も全部終えて、この先は自分の時間・・・そんなときに聴いてもらえればいい。



 「ひとりぼっちの部屋」はもちろんいいが、敢えてこの歌を紹介したい。


 


恋をすることが 愛を求めることが なぜこんなに息苦しいの・・・ 


忘れたいけれど多すぎるのよ あなたの思い出が ♪


 


 1985年に音楽活動を休止。20年ほど休んで、2004年11月にオリジナルアルバム「True Love」をリリースし、音楽活動を再開した。



 「True Love」には、この「思い出が多すぎて」もアレンジされ収録され、成長した高木麻早の声、成熟した高木麻早の心で歌われている。これがセクシー。




 



 当時の歌は、もちろんいい。

 しかし、こちらもいいと感じたのは、やはりわたしも高木麻早と同じように成長し、オトナになっているのだと思った。オトナになっても、恋はする。


 



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