胡頽子←読めた人、いますか?

 「胡頽子」ですけど、どう読むと思いますか?



 ・・・こるこ?



 ぶっぶー、ハズレです。



正解は「ぐみ」・・・グミ科グミ属の植物の総称です。なーんて偉そうに書いていますが、ほんとはぜーんぜん読めませんでした。



漢字が三文字あるのに、読みが二文字って納得しがたいところがありますけど、香具師が「やし」だったり、老海鼠が「ほや」だったりというふうに、意外とあるようですね。





伊藤左千夫の作品で「胡頽子」というお話があるのだそうです。

伊藤左千夫は「野菊の墓」しか知らないわたしでした。





その胡頽子中の一節に「正しき夫の愛が加われば 女はどことなく美しくなるものらしい」とあるそうです。



な、なるほどー。

たしかにうちの妻も、結婚してからかなり美しくなっているような気が・・・ ヾ(・・) ほんとか!?



まー、いまの時代、もし政治家が「・・・女はどことなく美しくなるものらしい」なーんてこと言ったら女性蔑視だとか言われて炎上しそうですけどね。当時だから書けたことかもしれません。



ちなみにこの言葉、女性だけにあてはまるものじゃなくて、男性にも関係してくると思うんです。



「正しき妻の愛が加われば 男はどことなく・・・」とね。





また、同じ文章の中に「苦痛を共にした家庭は、安息の快楽を共にすることができる」という言葉もあるそうです。



「胡頽子」の話は婚活に通じるものがあるのかな・・・なーんて想像してみたりするのですが、本が手に入らないので確認しようがありません。







そうそう、伊藤左千夫の言葉に「恋の悲しみを知らぬものに恋の味は話せない」というのもあるそうです。

なんかすっげロマンチストですわね、さちおさーん ('▽')♪♪ 野菊の墓は、この年齢になって読んでも「きゅん♡」となりますもの。



そんなわけで、今日はちょっとばかり恋を感じながら風呂入って寝ます。

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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