ある悩み

 途中、悩ましい写真が出てきます。

 わたしは好きなのですが、人によっては不快かもしれないのでご注意ください。





 では・・・





 じつは、机の上がかなりアンビリーバボーの世界になっているので、掃除してみることにした。



 まあ、掃除といっても、いらない書類関係を捨てるだけなのだが。



 たいていは自治会やらコミ協やら消防署からの、すでに終わった文書。なんでこんなのとっておいたんだろうってのばっかり。



 いらんいらんいらーん! と声高らかにゴミ袋に投入していたのだが、ふと視線の端っこに見えた怪しい影。



 「おいおい、ちょっとまってみ」と思ってゴミ袋の中身をゴソゴソとひっかきまわしてみたら、出てきたのは銀行の封筒ざんす。



 まさかと思って透かして見たら、黒い影。



 あら、まさか。



 そう、まさかの展開。



 なんと、諭吉くんが三人入っていましたわよ。あぶねー。



 おー、なんてこったい。机の上に置いたまま書類に埋もれていたのだね。よくぞご無事で。





 金に無頓着というわけでは、決してない。



 常に欲している。



 しかし、物忘れも激しいようで、どこかに置き忘れて「あれー、もうお金なくなっちゃった」と思って頭抱えてるわけで。



 妻に「ほんとにもー、また無駄遣いしたんでしょ!」とかなんとか怒られて「スミマセーン」とかなんとか謝まって「うううっ、オレってどうして金の使いかたが無計画なんだろう」と猛省する生活。



 もうすっかり馴染んだビンボー生活。お金がないなら、ないなりに生きてきたようで。



 そうなのだ、わたしの金の使いかたが無計画なんじゃなくて、金の保管が無計画だっただけななのだ、エッヘン。



 お金を見つけ、わーよかったよかった。これでなんか買っちゃおうかなー・・・なーんて思っているところに、またも封筒発見。こんどは野口英世くんが二人。わお。そしてなんと、その後にもまた諭吉くんが一人出てきたざんす。





 合計で4ユキチと2ヒデヨ



 わー、どうするどうする? 



 悩むなあ、こういうのって女房にも伝えるべきなんでしょうか。あー、悩むわー。



 そんなわけで、悩ましい写真です。



 お金の嫌いな人にはスミマセン。





 とりあえずこれから飲み会に行くので、飲みながら悩みましょ。あー、やだやだ。

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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