カンニャボー♪

 パステル画家の高島詠子さん(パステルの森主催)から、



このカタツムリ(キセルガイ)を、福島では「カンニャボ」と言うと教えてもらった。



なんと桑畑に棲んでいて、桑の葉っぱの腐葉土を食べて生きているらしい(ちなみに我が家のは、ニンジンとナスが好物のようだ)。



桑の葉自体に薬効があり、それを食べているカンニャボはさらに栄養豊富な薬になるらしい。



さっそくネット検索してみたら、福島では肝臓のクスリとして売られていた。



それについてのマンガの解説書があるというので、メーカーにメールを送って取り寄せてみた。



届いたのが、これ。

マンガだけではなく、試供品まで入っていた。

錠剤とお茶だ。



とりあえずは、キセルガイの姿のまま食べたりするわけではなくてホッとした。



さすがにあの姿のままを食するのは、ちょっと抵抗があるもの。いや、肝臓はいまのところ丈夫なので飲まなくていいんだけど。



銀色の袋には一回分の錠剤。

一回飲んだだけでは効いているのかどうかはわからないだろうけど、味とか飲みやすさとかを感じてもらう意味だろうか。



ティーパックに入ったのは・・・カンニャボを粉末にしたものらしい。た、試すのは、ちょ、ちょっとパスかも ( ´ ▽ ` )キャッ!





坂口安吾のエッセイに「ラムネ氏のこと」というタイトルのものがある。高校の教科書で読んだのが最初だと思うが。



その中に、人は毒があるかもしれないキノコを食べたりフグを食べたりしながら(ときには犠牲者を出しながら)正しい食べかたを見つけて行ったというような文章がある。



カンニャボも誰かが「これ、食えるんかな?」と思って食ってみたら、とりあえず死ななかったので毒ではないとわかり、そのあとも食い続けてみたら「おや、なんとなく肝臓の調子がいいなあ」となって、だんだん薬として発展していったのであるなあ。うん、むかしの人、偉い!



チャドクガの幼虫とかアオムシが食用になっていないってことは、きっと食べたらなにか不都合があったのだろうな。どんな不都合なのかは調べる度胸がないけれど、だれか試しにやってみてください。






uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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