ちょっと憧れて

 いまはそんなこと思いませんが、勤め人だったころはちょっとばかりホームレスに憧れました。



 寝る前に仕事のことなんて考えないで、その日その日だけを生活ができたらどんなに楽だろうと思いましたから。



 もちろん現実は、ホームレスも楽じゃないと思いますけど。



 あのころは、日々の考えていることの大部分は仕事関係。寝る前に思うことは、翌日以降の仕事のことばかり。それがけっこう辛くって。





 いっそ色々なことを捨てちゃった生活も楽なんじゃないかなと思ってしまったわけです。



 ダンボールハウスに住んでいたい。

 もしくは、公園にブルーシートのテントを作って暮していたい。





 なーんてことお気楽に思っていましたけど、実際にはダンボールハウスの暮らしだって食べるためには現金収入が必要でしょうし。寝る前にはいろいろ思うことがあるでしょうね。



 それになにより、雪の降る新潟は寒すぎて、ホームレスには厳しそうです。



 





uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

0コメント

  • 1000 / 1000