長芋藍子のライバル出現という事実

 無敵かと思われていた長芋藍子のライバルが現われたという噂を聞いた。

 いつか会ってみたいと思っていたのだが、なんと、あちらからやってきてくれた。サンキュー。



 その名は手芋。

 英語で言うとハンドイモ。



 長芋藍子と比べると、どうも地味な印象を受けそうな名前であるが、姿はさほど地味ではない。



 ちゅうか、迫力がある。



大魔王的な姿である。

なにか怖いことを言ってきそうである。



その点、長芋藍子の場合は、色白で見た目もストレート。



しかも、マニアックに縛られていたりするし。



手芋は形状的に縛り難い。

束縛を嫌う芋、それが手芋なのかもしれない。



なかなか手強い予感。



とにかく食ってみよう。

手芋は皮付きのまま調理するといいということなので、タワシで洗って土を落とし、長芋藍子の128倍ほど苦労したが、めでたくトロロに変身した。



できあがりは意外と色白。

外側は黒いが、中は真っ白なのだ。

第一印象よりウブな芋、それが手芋。



ちょっと硬めで歯応えも感じられる食感のいいトロロになった。

そして甘味もあってクセになる。ああ、ちょっと唇が痒い。





母が、手芋のシッポを取っておいて畑に植えてみるそうだ。

ちゃんとできるかな ('▽'*)♪

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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