裏方

 はーい、昨日は酔っぱらって明日のココロだー・・・で寝ちゃいましたが、出初め式の話題が続きますよ。





 新潟市の出初め式を無事に終え、大急ぎで江南区へ戻りました。





江南区も、最初にパレードから始まります。



そして、それが終わって一斉放水です。

新聞やテレビでも、筒先から勢いよく水が出ている様子が報道されていると思います。



華やかに見えるかもしれませんが、われわれ団員は、水が出るまでドキドキなんです。



消防ポンプからの水は、水道の蛇口をひねって出すようにはできていません。



まずは手動で(最近はセル付きもあるそうですが)エンジンをかけ、そのあと真空ポンプを作動させ水を吸いあげ、その水を筒先に送る作業が必要なのです。



これが全部自動で簡単にできるようになればいいのですが、そうなるとポンプが大型化したり金額が跳ねあがったりでなかなか難しいのでしょう。



昔よりは使いやすくなったとはいえ、まだまだ慣れないと水を送り出せない難しいマシンです。



各班ごとにポンプが若干ちがい、始動させるための手順も微妙にちがいます。



いつも偉そうに書いている分団長であるわたしも、暗闇で初めてのポンプを与えられ、いますぐ放水させろと言われたらかなり手間どると思います。もしかしたら、エンジンをかけることもできないかもしません。



さて、一斉放水では、筒先の華やかさばかり目に行きがちですが、江南区の場合は、その大もとにも注目してもらいたいと思います。



ポンプは水がなければ火を消せません。

その水は中学校のプールから持ってきています。



放水前にこうやってポンプを並べ、筒先側のポンプに水を送ります。

ここが動かなければ、筒先のポンプがどんなにがんばっても水はでません。

極端な話、筒先側のポンプが止まっていても、ここからしっかり送水できれば水は出ます。



自分たちの準備を整え、開始の合図を待つ中継ポンプ。





こちら筒先側です。こちらも準備完了。





さあ、エンジン始動! 

バババババという2サイクル特有の高い音とオイルの燃える青い煙を見るとホッとします。



よっし、エンジンはかかった。あとはプールから吸水し送水です。がんばれ!





 勢いよく出る水が見えて、中継側からも筒先側の放水が確認できました。





 ホッとしている吸水側ポンプの面々です。



 たぶん、中継にいる彼らの姿はテレビや新聞には載らないと思います。



 じつは、このように見えないところでがんばっている団員たちがいっぱいいるんですよ (=´▽`=)ノ










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