心との連動

 本当は「心とウ○コ」というタイトルにしたかったのだが、お食事中の人がいると悪いので、ちょっと控え目にしといた。



 そんなわけで、今回の話題はややビロウであるからご注意を。しかし、わたし自身はウ○コマジメに書いているつもりだ。



 さて、そのウ○コであるが、芸能界ではソークーまたはコーウンと呼ばれている・・・と思う、たぶん。



 ちなみに、英語で言うとビッグベン。



 ビッグベン、これはなかなかのクセモノと思われる。つまり、所有者の思い通りにならない。



 普段も、自分の意志ではなく、ビッグベンの意思によりトイレに行くことになっている。



 いつもわたしは、ビッグベンが出そうになって目が覚める。



 夢の中でビッグベンをしそうになって「いかんいかん」と目を覚ます。



 子どものころ、夢でオシッコしてて、目が覚めたらオネショが完了していたなんて甘酸っぱい思い出があるのだが、いつか夢の中でさりげなくビッグベンを完遂してしまうようになったら、また一歩オトナの階段を上ったことになるのだろうか。



 つまりまあ、普段はなんの問題もなく、朝になれば出てくる。



 しかしだ、「今日はマラソン大会ですよ。」「走りながら出そうになったらたいへんですよ。」というときに限って、目が覚めても出る気配がない。とりあえずトイレに行ってみるのだが、なんの兆候もない。ビッグベン製造のことなど忘れているかのようなわたしの大腸。これまでの人生で、ビッグベンなんて通過させたことのないように装う直腸。



 どうしてなんだろう。ちゃんと朝ご飯も食べているのに、兆候がない。いつも出るのに、こんな日は出ない。ああビッグベンの七不思議。



 そして「今日はもう出ないのだな」と諦めて車に乗り、状況が「もうトイレには行けませんよ!」となったときに「あ、思い出しました」的に急激に催しはじめるボクのビッグベン。



 なにもないときには、なにもないように出てくるボクのビッグベン。

 出しておきたいときには、頑なに出ようとしないボクのビッグベン。

 出たらいけないときになると、出そうになるボクのビッグベン。



 ああ、生を受けて58年間、わたしはいまだにビッグベンを支配することができずにいる。



 明日は朝5時集合で笹川流れマラソンに向かう。

 大丈夫なんだろうか、ボクのビッグベン。

 マラソンの本番よりも、そっちのほうが気になってしまうボクの偉大なビッグベン。




uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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