キャー、残酷!

 カメノテを食べました。



 きゃー! なんて残酷! 

 亀の手を切って食べるなんて、見損なったわフジタさん! 人でなしー! 



 と、非難されそうですが、これはカメノテという甲殻類であって「亀」の手ではありません。



 正確に書くと「節足動物門甲殻亜門顎脚綱鞘甲亜綱蔓脚下綱完胸上目有柄目Scalpellomorpha亜目ミョウガガイ科カメノテ属」のカメノテです(あ、もしかして途中で読みとばしたでしょ?)。



 粟島に行ったとき、釣り宿を経営している神丸さんからいただきました。



 「塩茹でも美味しいし、味噌汁にしたらダシもでるし身も美味いしサイコーだぞー」ということですので、そのサイコーを狙って味噌汁にしてみました。



 ほんとは大根と煮るといいらしいのですが、生憎大根がなかったので、豆腐とネギとジャガイモで作ってみました。



 カメノテを鍋に入れてしばらくすると、磯のとってもいい香り。粟島の風によく似た匂いです。





 そして、これは身をむいたところです。

ピンクのところがとっても美味しく、カニと貝の合わさったような味ですね。



 今回はしっかりと茹ですぎたせいか、身の方はあんまり残っていませんでしたが、そのぶん濃厚なダシとなり、これまでにない味噌汁になりました。病みつきになりそうですが、なかなか手に入らないのが残念です。








uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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