偽りの病弱

 はい、また娘ネタです。今回は、小学校のころのお話です。


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 じつはうちの娘はたいへん丈夫です。もちろん風邪なんてひかないし、ひいたとしても、さっさと人に移して治っちゃっていました。


 青カビの生えている納豆を食べても、体内でペニシリンを生成してしまうくらい元気なんです。
 でも、本人としては「丈夫」といわれることに抵抗もあり、「病弱なオトメ」に憧れるところがあるようなんです。


 先日の校内内科検診では、憧れの病弱を演じ「めまいがする」という欄に丸をつけたそうです。そしたら学校から「貧血の疑い」なんていう通知をもらったもんで大喜び。
 わたしと一緒に嬉々として小児科に検診にいったのでありますが・・・
 しかし、いつも娘を診ている小児科の先生は、採血もせずに顔を見ただけで「あはは」と笑って「異状なし」に丸をつけてくれました。




uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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