ニコチン飲んどけ、と思う

 数年前まではヘビースモーカーだったから、喫煙者の気持ちはわかるつもりだ。体がとにかくニコチンをほしがるのだもの。体内のニコチン濃度が薄れてくると、もうどうにもならないんだものな。


 だから、わたしに限って言えば、飯食ってるわたしの隣でタバコ吸われてもしょうがない、元喫煙者として我慢しよう。服や髪の毛に臭いがつくのも、長年吸ってきたんだもの、我慢しよう。



 しかし、どうしても許せないことがある。

それはタバコのポイ捨て。


 車の窓を開け、片手を外に出してタバコ喫ってるやつ。車の中にタバコの臭いをとどめたくないという気持ちなのだろうか。タバコの灰を、道路に落としている。そりゃ、車はキレイだわなあ。そのぶん、道とオマエの根性汚れるぞ。そして、必ず最後に火のついたまま道路にポイ。


 ばかやろー!


 直接注意したら逆恨みが怖いから、こういうのは写メでナンバーの写った証拠写真を撮ってから警察に通報し、犯罪者には罰金を払ってもらうようにしたらいかがだろうか。一本につき十万円。それでも安い。


 やむをえず捨てるんじゃないんだもの。道路に捨てなければ命に関るというものじゃないんだもの。たんなるエゴなのだ。一本百万円だって、問題なかろう。捨てなければいいだけの話なのだから。



 こういうことする人は愛煙家とは言わん。真面目に吸ってる人の迷惑だ。


 二度と火のついたタバコなんて吸うな。直接ニコチン飲んどけ。



uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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