疑惑すぎるおパンツ写真

 えー、最初にお断わりしておきますよ。
 けっしてわたしのことではありませんから。


 よく、「人のこと」って言いながら自分のことを書いているなんてのもあるそうですが、これは正真正銘「わたし以外の人のこと」ですから、はい。
 
 
 先日某所で飲んでいました。
 けっこうマジメな飲み会でしたが、やはりアルコールが回ってきますとそれなりにくだけてまいりまして、妙齢のコンパニオンさんなんかもいらっしゃいますからワイワイ楽しくやっていました。
 
 わたくし、取材用にいつもちいさなカメラを持ち歩いております。そのカメラで、コンパニオンさんとほかのお客さまとのツーショット写真なんぞを撮っておりました。
 
 そしたら、それを見ていた超VIP様が、「あ、オレも撮ろーっと」とか言いまして、ケータイを出してコンパニオンさんにカメラを向けました。
 
 
 じつVIP様はそれまでケータイで写真を撮ったことがありません。
 
 
 「えっと、どうやって撮るんだ?」なんて聞いているのですけれど、だーれも見たことのない機種ですし、「まあ、テキトーにそのあたりのボタンを長押しするとスイッチが入るんじゃないっすか」なんてことを言ってるうちにカメラ画像になりまして、「よーし、これでいいんだな」とコンパニオンさんに再度カメラをむけました。
 
 もちろんサービス精神満点のコンパニオンさんですから、畳の上に座ったまま頭の後ろに手を組んでのセクシーポーズ。
 
 しかし、「はい、チーズ」のチー・・・あたりで酔っぱらったコンパニオンさんはバランスを崩して後ろにころんとひっくり返ってしまいまったのでした。
 
 そのひっくり返ったのとシャッターを押したのがほとんど同時でございまして、VIP様のケータイには怪しげなおパンツ画像がどどーんと。
 
 
 いやもう、みごとに。
 
 
 その画像を見て思わず「うわっ!」と保存ボタンを押したVIP様。しかし、押した直後に自分の地位その他モロモロをかんがみて、そのような画像を持っていることの危険性を認識し、持っていては危険だ。即座に消さねばならぬと思いたった・・・ようなのですが、じつは消す方法を知らないVIP様。
 
 「ど、どうすっべ?」とわたしにケータイを見せたのですが、いやーもうたいへんなヘンタイ写真。
 
 でもー、わたしも消し方なんて知らないしぃ。
知ってても知らないしー。
 
  
 さあ、VIP様の運命はいかに。
                     
                      =┏(^▽^)┛
 
 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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