きしめんとか

 娘がおつきあいさせていただいている彼氏が、名古屋に出張してきたとかで、おみやげにきしめんを持ってきてくれた・・・そうだ。
 
 そうだ・・・というのは、わたしは直接聞いていないから。
気がついたら、食卓にきしめんがあった。
 
 
 休みの日の夕ごはんに、そのきしめんが出た。
 
 きしめんというものを、生まれてはじめて食べた。
 
 
 どういう了見だこれは。なぜ潰れている。うどんらしくしろ。なんて怒ってみる。
 
 
 ・・・いや、いい。
 
 べつにきしめんの形状にモンクを言うつもりはなかった。きしめん自身も気がついたらこんなふうに平べったかったのだろうに。
 
 ごめん、きしめん。
 
 わたしがひとり機嫌わるくしているだけだ。もし、わたしが自分で買ったきしめんならば、平べったかろうか立方体であろうが気にしない。
 
 
 ああ、言うな。皆まで言うな。
どうせわたしの心は狭い。
 
 
 しかし、あーんもう、くやしい。
うまいぞ、きしめん。くやしいけど、もう一杯食いたいぞ。
 
 
 次回は、もうちょっと多めに買ってくるよーに>彼氏
 
 
 
 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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