山の下中学校でした。山はどこにあるのかな。

「山の下中学校」にいって、いま戻ってきました。

今夜はこんな感じでした。


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わたしは子育てのプロでしょうか?
 いいえ、ちがいます。
何百人も育てたのならそうも言えるけど、二人の子どもを育てただけ。
みなさんと同じ。
 
わたしは、
どんなふうになってもわが子のことをあきらめないプロでしょう。
そう、それも皆さんと同じ。
 
 

自分のことを責めて苦しんでいる子どもたちが大勢います。
 
傷つくことに慣れていない子たちは、いまさら慣れろと言われてもむずかしい。
気を大きく持てと言われて、持てる子はいい。
小さなことにクヨクヨするなといわれて、クヨクヨしないでいられる子はいい。
そうできない自分を責めている子がいる。
 
自分のことを情けなく思ったり、だめな子だと思ったり、わるい子だと思ったり、そしてそんな自分がいないほうがいいんだと思ってしまう子どもたちがいる。
 
自分がいては迷惑がかかる。そういういたたまれない気持ちでいる子どもたちがいる。まわりの人たちに迷惑をかけられないから、自分は消えたほうがいいと信じたから、生きたかったけれど、死んでしまった子どもたちがいる。優しすぎた子どもたちがいる。
 
そうじゃないんだよ。どんなになっても、あなたにいてほしいのだよとわたしは伝えたい。もう、申し訳ないとか、情けないとかどうか思わないでほしい。
 
キミたちは心配されていい。どうか心配をかけてくれ。
キミたちのことが大好きだから、心配したいから心配するんだ。
だから、苦しいときは、どうか心配かけてくれ。
 


キミたちが逃げてきたら、なにも言わずに受け入れる、その覚悟がある。
世間も親戚も、みんな敵にまわしたっていい。その覚悟がある。
 
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 今日も皆さん、ありがとうございました。


 部屋から出るとき「サインしてください」と「家族っていいなあ」の本を持ってきてくれた人がいました。
うれしいですね。


 
 
 
 
 
 

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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