きゃー、サルいるし 。。。ヘ(;^^)ノ


 


 消防団って、やっぱりバカだと思う。

 


 なんども書いているが、経済的な損得で考えたらやっぱり損だ。

 消防に費やす時間を自分たちの仕事に使ったほうがはるかに儲かる。

 消防団やったおかげで家が建つなんてことは滅多になかろう(ゼロとは言わないけれど。オレたち消防団! が100万部のベストセラーになるかもしれないし)。


 


 そんな儲からんことに一生懸命になってしまう消防団関係者の集まりがあった。


 


 その名は「新潟県消防操法友の会」。

 新潟県内の消防団・OB・有志の横の繋がりを築こうという任意団体だというのだ。

 ちなみに新潟県消防協会未公認(笑)。



 同じ悩みや苦労話、競技における技術の向上と研究、訓練の工夫、笑い話等々、様々な情報を共有することも目的としているらしい。




 


 今回の会場は新潟県の北の外れにある山北の府屋。

ちょっと歩けば山形県になるところに13人集まった。



 いちばん遠くは南の外れの上越からだ。

こちらも5分も歩けば長野県という県境からの参加である。すごいすごい。こういう集まりがあると「消防団は公費を使って云々」と言いたがる人がいるかもしれないが、今回もみんな自腹で集まってきている。やっぱりたぶんバカなのだ。


 


 じつは、いちばん遠くから会場入りしたのは、わたしであった。前日に岩手の山田町消防団を取材して、翌日7時間車を運転して参加したのだ。



 赤塚分団のOBの飯田さんに「きてみませんか」と誘われて、おもしろそうで、つい「はい」と言ってしまった。わたしももしかしたら、若干はバカなのかもしれない。


 


 宿に着いてすぐに飯田さんと合流し、彼の車で今回の幹事役である板垣さんのところにいった。



 待ちあわせ場所を探している道中、んもー、すっげービックリすることがあった。



 なんと、目の前に猿がいるのだ。



 野性の生ザルを目を前で見ることなんて滅多にない機会なので、やたらと興奮しカメラを構えるのだが、猿はシャッターを押す前に去っていく。





 


 閑話休題。

 さて、気を取りなおして続く



 今回の幹事の板垣さんは、村上市消防団山北方面隊第二分団第二部、通称「中継(なかつぎ)消防」に所属している。操法大会常勝の分団なのだ。その板垣さんに練習場を案内してもらった。




 そこはけっして環境のいいところではなかった。


廃校になった小学校の広くもないグランドが練習場である。そのグランドを斜めに走って、ようやく操法の距離が確保できる状態。しかも、グランドの入口は荷物を運ぶトラックの方向転換場所になっているそうで、地面が傷みがちという。




 その傷んだところに土や砂利を敷いたり、また選手の練習がはじまる前に溜まった雨水をチリトリで掬いとったりスポンジに吸わせたりという地味な作業をやっているという板垣さん。そういう地道な縁の下の力持ちになれる人、そこがやっぱり消防団だなあと思った。





 


uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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