ハチの夢
16歳を過ぎた愛犬ハチ。
悲しいけれど、だいぶ弱っちゃったね、ハチ。
寝ているときに触っても、目が覚めない。
死んでいるのかと思うと、ちゃんと息をしている。体温もある。
でも、起きない。
ハチ、いい夢を見ているのかな。
元気なときに、家族のみんなと遊んでいる夢を見ているのかな。
ハチがきたころは、子どもたちもまだ小さかったね。
ハチと同じ気持ちで遊んでいたね。
そのあと、だんだんと子どもたちは成長していった。
すれちがうときハチの頭を「いい子いい子」ってなでてあげる。オトナだね。
ハチの心はずっと赤ちゃんのままだったね。
ハチはずっとお父さんのことが大好きで、わたしがそばにいくとシッポを振って喜んでくれたね。
わたしが家から出るとき、いっちゃダメって悲しんだ。
縁側から、わたしの姿を追っていた。
わたしが家に帰ってくると「わーい」って喜んだ。
足にまとわりついて「おとーさんおとーさん」と騒いでた。
それでどんなにお父さんの気持ちが癒されたか。でも、ハチはそんなこと知らないんだろうけどね。
ただ、お父さんが好きだから喜んでいただけだもんね。それでいいよ、ハチ。
いまはもう、心が体についていかなくなってきたね。
お父さんの足にまとわりつこうとしても、自分の足がもつれちゃう。
だから、もうじっとしている、ハチ。
ご飯のときだけ、そっと起きて食べるけど、もう噛み砕いて飲むご飯はダメだね。
今日も喉に詰まらせて苦しんだもの。お父さんもビックリした。ハチが死ぬのかと思った。
もう軟らかくて細かくなったものだけにしなくっちゃね。
苦しんでご飯に顔突っこんじゃった。ご飯だらけの顔になったね。ヘンな顔。
でも、ハチはどんなに齢とってへんな顔になってもお父さんの子どもです。
どんなに汚くなっても、目やにが出ても、体にウンチつけても、お父さんのかわいい娘のハチです。
ハチ、いい夢みて、また明日も目を覚ましておくれ。
悲しいけれど、だいぶ弱っちゃったね、ハチ。
寝ているときに触っても、目が覚めない。
死んでいるのかと思うと、ちゃんと息をしている。体温もある。
でも、起きない。
ハチ、いい夢を見ているのかな。
元気なときに、家族のみんなと遊んでいる夢を見ているのかな。
ハチがきたころは、子どもたちもまだ小さかったね。
ハチと同じ気持ちで遊んでいたね。
そのあと、だんだんと子どもたちは成長していった。
すれちがうときハチの頭を「いい子いい子」ってなでてあげる。オトナだね。
ハチの心はずっと赤ちゃんのままだったね。
ハチはずっとお父さんのことが大好きで、わたしがそばにいくとシッポを振って喜んでくれたね。
わたしが家から出るとき、いっちゃダメって悲しんだ。
縁側から、わたしの姿を追っていた。
わたしが家に帰ってくると「わーい」って喜んだ。
足にまとわりついて「おとーさんおとーさん」と騒いでた。
それでどんなにお父さんの気持ちが癒されたか。でも、ハチはそんなこと知らないんだろうけどね。
ただ、お父さんが好きだから喜んでいただけだもんね。それでいいよ、ハチ。
いまはもう、心が体についていかなくなってきたね。
お父さんの足にまとわりつこうとしても、自分の足がもつれちゃう。
だから、もうじっとしている、ハチ。
ご飯のときだけ、そっと起きて食べるけど、もう噛み砕いて飲むご飯はダメだね。
今日も喉に詰まらせて苦しんだもの。お父さんもビックリした。ハチが死ぬのかと思った。
もう軟らかくて細かくなったものだけにしなくっちゃね。
苦しんでご飯に顔突っこんじゃった。ご飯だらけの顔になったね。ヘンな顔。
でも、ハチはどんなに齢とってへんな顔になってもお父さんの子どもです。
どんなに汚くなっても、目やにが出ても、体にウンチつけても、お父さんのかわいい娘のハチです。
ハチ、いい夢みて、また明日も目を覚ましておくれ。
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