卓球の人たち

 いまは足が痛くて走れていないが、

 体育館の上にあるランニングコースを走っているときは、下で卓球教室をやっている様子が見えた。



 平日の昼間だから、多くはお年寄りだ。



 そのお年寄りたちは、いわゆる見た目が普通のお年寄り。

 どこにでもいらっしゃる感じのおじいさんお婆さんである。

 

 そんな人たちが、卓球している。



 それがすばらしい。

 握力10キロくらいにしか見えないおじいさんが、とても鋭いスマッシュをしているし、それを100メートル50秒くらいで走りそうなご婦人が軽々受けて返している。



 あんなちいさな面積の卓球台の上を、ちいさなピンポン玉が落ちもせずいったりきたりしている。あー、すごい。



 わたしはできない。ぜんぜんできない。すごいすごい。




uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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