新潟市消防局の・・・


◆新潟市消防局


 


 消防団関係の本を書くにあたり、新潟市消防局にはたいへんお世話になった(まだなっている現在進行形)。とくに全国各地に取材にいくときには局の消防団係の人があちらの消防署と連絡をとってくれているので、仕事がたいへんスムーズに進んだ。


 


 市の消防署のなかのトップにある消防局であるから、わたしのような消防団員にはちょっと敷居が高い感じ。団長や方面隊長クラスになったらもう少し気楽に入れるのだろうか。


 


 また、入り難いのは雰囲気ばかりではなく、車でいくと物理的にも超入り難い。自動車学校で教えている車庫入れの検定試験よりはるかに難しいと思う。





 なんといっても駐車場にたどり着くまでの通路が狭い。両側が壁になっていて、車一台がやっとのスペースのところを「うっそー!」とか言いながら(言わなくてもいいが)入っていかねばならないのだ。数センチハンドルがぶれたら壁に接触してしまう狭さ。



 しばらく続くその細い道を突き抜け、そこから左へ曲がったところが駐車スペースになっている。



 そして、左を見る。するとここでまた往々にして「うっそー!」と叫ばなければ(叫ばなくともよいが)ならないことになる。



 そう、せっかくたどり着いても駐車場が満杯だったりするのだ。通路も狭いが駐車場も狭い。地価の高いところにある建物だから、スペースがとれなかったのだろうか。

 


 


 そんなときはしょうがないから近くのコインパーキングに止めなければならない。


 


 そのままバックでいまきた通路を戻る。そう、満杯のときには方向転換するスペースさえない。「うっそ、うっそ、うっそ!」と涙目になりながらバックする。そのときは、窓から顔を出してバックはできない。



 


 しかし、そんな消防局も新築される。そう聞かされると、なんだかあの駐車場が愛おしくなってくる。


 


 閑話休題


 新潟市の中枢であろう消防局のトップには局長がいる。文字通り、局の長である。じつはとっても偉い。


 


 しかし、その偉い皆さまたちは、わたしがまだイタイケな新米消防団だったころから面倒をみてくれていた人たちであった。


 


 「お世話になってまーす」と挨拶すると「おっ、こんちは! 待ってたよ」と言ってもらえる安心感がある。




 そう、偉い人はイバっていないのだ。その存在が文字通り「存在感」なのだ。なんだかホメ過ぎのような気もするが、ウソは書かない。



 ではでは。





 


uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

0コメント

  • 1000 / 1000