優しいナース

 わたしは日ごろから妻とナースには逆らわないことにしている。



 どちらもわたしと比べたら圧倒的に正しい存在であると思う。逆らおうなんて気になれない。



 


 先日、妻のイトコだったと発覚した彼女であるが、それからもずっと訪問看護にきてくれている。



 イトコとわかる前から、とっても親切で、爺ちゃんの耳掃除なんかもやってくれる。



 実の子であってもこんなのしたことないってのに、ありがたい。



 たしかに「慣れ」というのもあると思うが、それでもわたしにはできないことだ。

 慣れようという気にならない。



 他人の、しかもキレイとは言えない状態の爺さまだ。

 うんこだってくっついているかもしれない。



 それでも、こうやって寄り添ってくれる。ありがたい。



 だから、わたしはナースに逆らわない。







 妻については、またいつか書こう。




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