悪いのは当方ですけど
迷いながらこれを書いています。
万が一にも非難めいた言葉にならないように。
昨日、絵本づくりから帰ってきたら、父と母の様子がヘンなんです。
どうしたのかと聞いてみたら、訪問にきたケアマネさんから「ディサービスの風呂担当さんの伝言」として聞かされた言葉にショックを受けたとのことでした。
それは父の体から異臭がするというものでした。まあ、ディサービスにいく人ですから、多少の異臭もあろうかと思うのですが、その内容が「いつも同じ服を着せられているから臭い。たまにはべつな服を着せるよう伝えてください」というのだそうです。
どういうことだろうかと少々悩みました。
いつも同じ服? たしかにディサービスにいくときは、母は父に季節ごとに同じ服を着せていると思います。それは、母にとってはディサービスにいく父の制服に近い考えからで、けっして手抜きをしているわけではありません。母にとっては、かなりの屈辱だったし、悔しかったと思います。
家にいるときは、いつでもベッドに入れるよう、パジャマ姿でいることが多いのです。ディサービスの日は制服に着替えさせて送り出します。もちろん下着類は毎日何回か交換し洗濯しています。
どんなに臭いのかと、父がディサービスにいく服の臭いをかいでみましたが、わたしには臭さは感じられませんでした。
いや、服は大丈夫でも、実際にうちの父はときどき臭うんです。しかしそれは父のことをほったらかしで、着替えもさせず毎日同じ服を着せているからではありません。
体臭とかではなく、それは、オシッコを漏らすからです。
本人は尿意を自覚してトイレに行くのですが、今年に入ってからはよく失敗するようになりました。それが介護用の紙パンツから染みだして、シャツやズボンを濡らして臭ってしまうのです。
その漏れた尿が少し時間をおくとかなりの刺激臭となるのですが、しかし、母は嗅覚の病気で、臭いをまったく感じることができません。この先も治ることはない病と思います。
だから、わたしが父のそばにいないときなど、気づかず臭いままディサービスに出してしまうことがあります。
ええ、母がズボンの中に手を入れて、湿っているかどうかまでは確かめてから出せばいいのでしょうが、正直言えばそこまではやっていません。そんなふうな介護の手抜きだから、臭いと言われてもしょうがないと言われればそれまでです。
父も母も昨日から元気がありません。
手抜きで臭いくせに身勝手なのかもしれませんが、母はケアマネさんから伝えられたことで「父の世話をしないで年中同じ服を着せたままディサービスに出している」と非難されたように思いこみ、夕ご飯も食べられないくらいにショックを受け、父は自分が臭いせいで母が怒られたと思い意気消沈しています。
自分たちの過失でそうなっているのだから、勝手に落ちこんでいろ!・・・というところでしょうが、やはり身内としては心配になります。
そのことを気にして、父はもうディサービスには行けないと言いますし、母もやれないと言います。わたしもその気持ちがわかりますので、ケアマネさんに「今週は休ませてもらいます」と電話し、穏やかにその理由も伝えました。
しかし、このままではなにも解決しません。
ようするに、臭くならなければいいわけです。つまり、漏れても染み出さない強力なパンツを使えばいいわけです。いままでのは少し薄かったようです。
そこで、こんどは「7回漏らしても大丈夫」という紙パンツを買ってきました。これでうまくいくといいのですが。臭わなくなれば、またディサービスに行くことができると思います。
昨日の出来事は考えさせられました。
わたしがその担当さんなら、相手にどういうふうに伝えるのがいちばんいいのかなと悩みます。
難しい問題かもしれません。
ただ、少なくとも、父は自分の意志で臭くなっているわけではありませんし、母は父のことをほったらかしにしているわけではありません。
今日、母は父のために、新しい服を二着買ってきました。
父はそれを見て「今日は具合が悪いからディサービスには行かない」と言いだしました。今日はディサービスの日ではないのに、それにもう夕方だったのに、混乱してそんなことを言う父を、哀れに思いました。
万が一にも非難めいた言葉にならないように。
昨日、絵本づくりから帰ってきたら、父と母の様子がヘンなんです。
どうしたのかと聞いてみたら、訪問にきたケアマネさんから「ディサービスの風呂担当さんの伝言」として聞かされた言葉にショックを受けたとのことでした。
それは父の体から異臭がするというものでした。まあ、ディサービスにいく人ですから、多少の異臭もあろうかと思うのですが、その内容が「いつも同じ服を着せられているから臭い。たまにはべつな服を着せるよう伝えてください」というのだそうです。
どういうことだろうかと少々悩みました。
いつも同じ服? たしかにディサービスにいくときは、母は父に季節ごとに同じ服を着せていると思います。それは、母にとってはディサービスにいく父の制服に近い考えからで、けっして手抜きをしているわけではありません。母にとっては、かなりの屈辱だったし、悔しかったと思います。
家にいるときは、いつでもベッドに入れるよう、パジャマ姿でいることが多いのです。ディサービスの日は制服に着替えさせて送り出します。もちろん下着類は毎日何回か交換し洗濯しています。
どんなに臭いのかと、父がディサービスにいく服の臭いをかいでみましたが、わたしには臭さは感じられませんでした。
いや、服は大丈夫でも、実際にうちの父はときどき臭うんです。しかしそれは父のことをほったらかしで、着替えもさせず毎日同じ服を着せているからではありません。
体臭とかではなく、それは、オシッコを漏らすからです。
本人は尿意を自覚してトイレに行くのですが、今年に入ってからはよく失敗するようになりました。それが介護用の紙パンツから染みだして、シャツやズボンを濡らして臭ってしまうのです。
その漏れた尿が少し時間をおくとかなりの刺激臭となるのですが、しかし、母は嗅覚の病気で、臭いをまったく感じることができません。この先も治ることはない病と思います。
だから、わたしが父のそばにいないときなど、気づかず臭いままディサービスに出してしまうことがあります。
ええ、母がズボンの中に手を入れて、湿っているかどうかまでは確かめてから出せばいいのでしょうが、正直言えばそこまではやっていません。そんなふうな介護の手抜きだから、臭いと言われてもしょうがないと言われればそれまでです。
父も母も昨日から元気がありません。
手抜きで臭いくせに身勝手なのかもしれませんが、母はケアマネさんから伝えられたことで「父の世話をしないで年中同じ服を着せたままディサービスに出している」と非難されたように思いこみ、夕ご飯も食べられないくらいにショックを受け、父は自分が臭いせいで母が怒られたと思い意気消沈しています。
自分たちの過失でそうなっているのだから、勝手に落ちこんでいろ!・・・というところでしょうが、やはり身内としては心配になります。
そのことを気にして、父はもうディサービスには行けないと言いますし、母もやれないと言います。わたしもその気持ちがわかりますので、ケアマネさんに「今週は休ませてもらいます」と電話し、穏やかにその理由も伝えました。
しかし、このままではなにも解決しません。
ようするに、臭くならなければいいわけです。つまり、漏れても染み出さない強力なパンツを使えばいいわけです。いままでのは少し薄かったようです。
そこで、こんどは「7回漏らしても大丈夫」という紙パンツを買ってきました。これでうまくいくといいのですが。臭わなくなれば、またディサービスに行くことができると思います。
昨日の出来事は考えさせられました。
わたしがその担当さんなら、相手にどういうふうに伝えるのがいちばんいいのかなと悩みます。
難しい問題かもしれません。
ただ、少なくとも、父は自分の意志で臭くなっているわけではありませんし、母は父のことをほったらかしにしているわけではありません。
今日、母は父のために、新しい服を二着買ってきました。
父はそれを見て「今日は具合が悪いからディサービスには行かない」と言いだしました。今日はディサービスの日ではないのに、それにもう夕方だったのに、混乱してそんなことを言う父を、哀れに思いました。
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