爺ちゃんと病院へ

 車の後部シートに「オネショシーツ」を敷き、ヨチヨチ歩きの爺ちゃんを車に乗せて済生会の泌尿器科へ行ってきました。



 想定外の雪で、バイパスがけっこう混雑していましたね。

 途中で爺ちゃんが「オシッコ!」なんて言わないといいけどと焦りつつ、ノロノロ運転でたどり着きました。



 二つの病院で手術を断られた爺ちゃん。

 「手術しても効果ないです」「認知症だから管なんて入っていてもわかんないでしょ」「一生管をつけて生活してください」と言われた爺ちゃんを救ってくれたのが、この病院です。

 

 爺ちゃんは「この管がとれるなら、万が一失敗して死んでもいい」とまで言って手術してもらいました。「このままだと死んでしまいたい」くらいの苦痛で、ある意味、命の恩人のような病院です。



 その後も定期的に診察してもらっていましたが、本日メデタク「一旦終了」となりました。





 この病院の駐車場は広く、いつも車を停めて爺ちゃんだけ車に残して病院玄関に車椅子を取りにいき、そしてダッシュで車に戻り爺ちゃんを乗せ・・・ということをやっていたのですが、ある日駐車場の係の人が「あちらの車椅子マークのところに停めてもいいんですよ」と言ってくれました。それからは玄関そばに停めることができるようになって、助かりました。



 今日は雪で、車から車椅子に移す段階で雪だらけになった我ら親子でした。玄関まで行ったら係の人がタオルで「あらら、濡れちゃいましたね」と言って爺ちゃんとわたしを拭いてくれました。いつも親切な病院です。





 本人には言っていませんが、手術のときに前立腺ガンの細胞も見つかっていました。しかし、年齢とガンの数値を考慮してみれば「まあ、このままにしても大丈夫でしょう」ということでの「一旦終了」です。



 待ってるうちに、ウトウト眠ってしまった爺ちゃん。外は寒いですが、中はポカポカです。




uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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