4・『放射線』について 《一徳レポート》
4) 『放射線』について 《一徳レポート》
『放射能』と『放射線』について(2)
さて、前回の内容をおさらいすると、
『放射性物質』= 雪玉を投げてるピッチャーのこと。
『放射能』 = 雪玉を投げる能力。1秒間に何発投げれるか?を表す単位が『ベクレル』
『放射線』 = 雪玉のこと。
『放射線種』 = 雪玉の種類のこと。
でしたね。
『放射性物質』= 雪玉を投げてるピッチャーのこと。
『放射能』 = 雪玉を投げる能力。1秒間に何発投げれるか?を表す単位が『ベクレル』
『放射線』 = 雪玉のこと。
『放射線種』 = 雪玉の種類のこと。
でしたね。
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では、続いて『放射線』について説明します。
では、続いて『放射線』について説明します。
『放射線』とは、広い意味では、全ての電磁波および粒子線のこと、、、って、ちゃんとした『放射線の定義』から入ると、本当に伝えたい情報がぼやけてしまいます。
だから学術的な定義を知りたい方は、自分で検索してください(笑)
学術的には乱暴だけど、今必要な知識だけに絞ります。円周率を3.14や約3って教えるレベルざます。
だから学術的な定義を知りたい方は、自分で検索してください(笑)
学術的には乱暴だけど、今必要な知識だけに絞ります。円周率を3.14や約3って教えるレベルざます。
『放射線』には、いろいろと種類があって個性もちがいます。
皆さんが授業やアニメで聴き馴染みがあるのは、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、X(エックス)線ではないでしょうか?
これらの『放射線』は、物質を通り抜ける『透過』という能力と、物質を透過する時に原子や分子をイオン化させる『電離』という能力に差があります。
皆さんが授業やアニメで聴き馴染みがあるのは、α(アルファ)線、β(ベータ)線、γ(ガンマ)線、X(エックス)線ではないでしょうか?
これらの『放射線』は、物質を通り抜ける『透過』という能力と、物質を透過する時に原子や分子をイオン化させる『電離』という能力に差があります。
『電離』というと解ったような解らないような言葉ですが、結局は、『人体の構造や遺伝子を傷つける』って意味ざます。
『電離』=人体への『影響度』または『危険度』って思ってください。
『電離』=人体への『影響度』または『危険度』って思ってください。
『α線』は、極めて『透過』する力が弱く、数センチの空気の層すら通り抜けられません。
『β線』は、空気層は通り抜けますが、アルミホイルみたいな薄い金属で遮断できる程度の透過力です。
『γ線』は、通り抜けする力が強く、分厚いコンクリートや鉛の板でないと遮断できません。
『X線』も、通り抜けする力が強いのですが、人体への影響が比較的低いのでレントゲンに利用されているのです。
あくまで「比較的低い」程度なので、レントゲン技師はコンクリートや鉛で遮蔽された部屋から操作してますし、妊婦さんには無闇にレントゲンを使わない配慮をしてるでしょ?
『β線』は、空気層は通り抜けますが、アルミホイルみたいな薄い金属で遮断できる程度の透過力です。
『γ線』は、通り抜けする力が強く、分厚いコンクリートや鉛の板でないと遮断できません。
『X線』も、通り抜けする力が強いのですが、人体への影響が比較的低いのでレントゲンに利用されているのです。
あくまで「比較的低い」程度なので、レントゲン技師はコンクリートや鉛で遮蔽された部屋から操作してますし、妊婦さんには無闇にレントゲンを使わない配慮をしてるでしょ?
この『放射線』の種類別の特徴から、『透過』と『電離(影響度)』をまとめると、こんな表になります。
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『透過』 『電離』 (参考:防御するには?)
α線 小 大 数センチの空気層で遮断OK
β線 中 中 アルミホイル等の薄い金属板で遮断OK
γ線 大 小 分厚いコンクリート壁や鉛板が必要
X線 大 小 分厚いコンクリート壁や鉛板が必要
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他にも陽子線や中性子線とかイロイロありますが今回は省きます。
ここで先の、雪合戦を思い出してください。
強い玉でも、数が少ないと怖くなく、弱い玉でも数が多いとダメージがある。
つまり、上の表は個々の個性を比較したダケで、人体への影響を考える時は、雪玉の数、雪玉の固さ、強さ、影響度を総合的に考えないといけません。
『透過』 『電離』 (参考:防御するには?)
α線 小 大 数センチの空気層で遮断OK
β線 中 中 アルミホイル等の薄い金属板で遮断OK
γ線 大 小 分厚いコンクリート壁や鉛板が必要
X線 大 小 分厚いコンクリート壁や鉛板が必要
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他にも陽子線や中性子線とかイロイロありますが今回は省きます。
ここで先の、雪合戦を思い出してください。
強い玉でも、数が少ないと怖くなく、弱い玉でも数が多いとダメージがある。
つまり、上の表は個々の個性を比較したダケで、人体への影響を考える時は、雪玉の数、雪玉の固さ、強さ、影響度を総合的に考えないといけません。
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さて、必ず覚えていて欲しいのが被爆の実例。
さて、必ず覚えていて欲しいのが被爆の実例。
上の表で一番軟弱だと思える『α線』。空気層すら通り抜けできないヘナチョコ線種なので、原発の外壁とかで密閉されている状態ならば全然問題がありません。
ところが『放射能』をもったチリやホコリが水素爆発で外壁が壊れた原発から外部へ漏れた場合、そのチリが薄い衣服や皮膚に直接付くと、遮断する空気層すらありませんから、α線の影響を受けます。
衣服に付いても、チリですから払うか洗濯すると取れます。皮膚に付いた物も、手洗いかシャワーで洗い流せます。ホウレン草の表面に付いた物も同じです。
『放射能除洗』って難しく言ってますが、ようするにシャワーとかで洗い流している意味です。花粉症対策と同じなのです。
でわ、このチリを吸い込んだり、飲み込んでしまったらどうなるのでしょう?
体の内部にいる間で、内臓に対して直接にダメージを与え続けます。これを『体内被曝』と呼びます。
しかも、上の比較表でわかるように、α線が人体への影響度を示す『電離』は『大』なのですよ!
体の内部にいる間で、内臓に対して直接にダメージを与え続けます。これを『体内被曝』と呼びます。
しかも、上の比較表でわかるように、α線が人体への影響度を示す『電離』は『大』なのですよ!
これもまた花粉症と同じで、マスクを着用するか、濡らしたタオルで口や鼻を覆い、チリを吸わないようにする必要性があるのです。
ヘナチョコに見えるα線が、実はダーティなゲリラ兵だったのです。
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次は、『人体へのダメージ』ざます。
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