しょうがないアオムシ

わシリーズ
★しょうがないアオムシ
 
 
 昨日、アオムシがビニールハウスの前に置いてある大きな桶にくっついていたのを見つけた。
 12月なのに、まだアオムシがいる。
 しかし、桶なぞについていても食べるものがなかろうに。
 
 
 今日、あいかわらず同じところにアオムシがいた。
 2日もこんなところにいちゃダメだろうに。育ち盛りなのになにも食わにゃ死ぬだろう。
 
 アオムシは苦手。骨のない生きものは触りたくない。
 
 しょうがないから、小枝を拾ってきて、その先にアオムシをくっつけ、ハウスの中にある取り残しの菜っ葉の上に置いた。
 
 アオムシのやつ、最初からそこにいたみたいなでかい態度で、もぐもぐと小松菜を食いはじめた。
 
 オマエ、オレらレベルで見たら害虫なんだからな。
こうなったら気合入れてチョウチョになれよな。
 
 
 
 ・・・なんてね、若干イイコぶったこと、書いてみたエッセイ。
 
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これは猿虫

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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