妻の言葉その2

 先日、テレビで浮腫(むくみ)の特集をやっていた。

 それを観ながら自分の足を指で押している妻。



 「ちょっと心配なの」



 「なにが?」



 「押して跡がつくのは、ふつうのむくみなんだって」



 「ふーん」



 「でも、あんまり心配いらないんだって」



 「ほほー」



 「それでね、指で押しても跡がつかないのが、ちょっと困ったむくみなんだって」



 「ほー」



 「わたしのはね、ほら、跡がつかないの。だから、病気のむくみみたいなの」





 ・・・・。





 「なんのことを言ってるの?」



 「ほら。指で押しても跡がつかないでしょ」



 「うん、つかないね」

 

 「こういうむくみが危険なんだって」





 ・・・・。





 「それ、むくみとはちがうんじゃないの?」





 「・・・え!?」





 「それ、むくんでいるんじゃなくて、ふつうに正常な足だと思うよ」







 「・・・え!?」



 「だから、むくんでないよ」



 「えええっ! わたし、何年もずっとむくんでいるんだとばっかり思っていたんだけど!」



 「ちがうね」



 「じゃ、じゃあ、これって・・・?」



 「うん、フツーに肉」



 「えっ、ええええっ~ (T▽T) 」







 そんな会話がありました。









平和ですわー♪

uni-nin's Ownd フジタイチオのライトエッセイ

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